どうも! 脱毒親して、今度は自分が親になりました! せいじ(@seiji_1986)です
毒親という檻を飛び出した先にある世界―
その先にはいったい何があるのか……?
毒親との関係に悩むあまり、将来設計に時間を避けなかったせいで不安ですよね。
僕も毒親との関係に悩み、無駄に精神をすり減らした日々がありました。
今回は、あなたが大きな一歩を踏み出す不安を少しでも和らげるべく「毒親と縁を切るメリット・デメリット」についてお話したいと思います。
もくじ
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毒親と縁を切るメリット
毒親と縁を切って得られるメリットは、主に精神的変化です。
目に見えるような派手な変化ではありませんが、精神面が充実してくると、体調も良くなり、やる気も出てきます。
ストレスが激減
毒親に悩まされてきた人なら、縁を切っていなくても十分想像できると思います。
毒親と縁を切ると本当にストレスが減ります。
日常のストレスといえば、職場や友人関係などがありますが、毒親は別格。
僕はブラックな職場いたこともありますが、退職や転職してしまえばどうとでもなります。
しかし毒親は肉親である以上、そう簡単に離れることはできません。
絶対逃げることのできない苦しみは、本当に精神を疲弊させます。
僕の母は、
- 会話に必ずマウント要素を入れる
- 自分の意見が全肯定されないと不機嫌になる
- 会話の内容が基本的に周囲の人間の悪口ネタ
こういうタイプの毒親なので、話せば話すだけストレスが溜まりました。
そんな毒親の環境を抜け出した時は、寂しさを感じながらもどこか清々しい、前向きな気分になれましたね。
今は毒親との連絡は完全に絶って、妻と娘と3人で仲良く暮らしてます!
自己肯定感が育ってきた
毒親と離れることで、失われた自己肯定感が戻ってきます。
大体の毒親経験者は、毒親に自分の尊厳を貶されたり踏みにじられたりして、自分への信頼や自信がとても揺らぎやすくなっています。僕もその一人でした。
また、僕は顔が母によく似ているようで、それも一つのコンプレックスでしたね。鏡を見るたびにに「自分は毒親の息子」という現実を突きつけられます。
「あの人の息子ということは、自分もあの人のようになってしまうんじゃ……」
そんな不安が何をやっても拭いきれず、挫折したり落ち込んだときに周りに励まされても、心の底から前を向くことができませんでした。
しかし、毒親から離れたことで、それまで押さえつけられていた「本当の自分」が少しずつ顔を出し始めました。
これは体験談の一つですが、僕は今までギターに5回くらい挑戦していずれも1週間くらいで挫折していました。
なかなか上達しない自分に苛立ちを感じて「どうせ自分なんて、何も取り柄がないまま一生を終えるんだ」なんて思ってましたね。
今はその失われた自己肯定感がメキメキと育ち「今が完璧じゃなくても、毎日少しずつ上達してる!」と前向きに捉えられるようになりました。マイナス思考が解消されて努力を重ねる喜びに目覚めた感じ。自分にマイナスな言葉ばかり投げ続ける母から離れ、良い刺激をくれる妻や友達と付き合うようになったのが良かったんだと思います。
マイナス思考は心理学で「認知の歪み」ともいわれ、自己肯定感を語る上で克服すべき問題です。
関連記事:落ち込みやすい人必見!マイナス思考は「コラム法」で改善 – にちプチ 【Nichi-Petit】
ギター歴は2年ほどですが、ほぼ毎日練習していて、そこそこ難しい曲も弾けるようになりました!
優しくなった
自分が毒親の影響下にある場合、自分も毒親と同じ性格になってしまっていることは多いです。
僕は手本となる大人が毒親だけだったので、友達にも「お前って(悪い意味で)母親に性格似てるな」と言われました。
いつしか顔だけでなく、性格まで母そっくりになってしまったんです。
- 癇癪起こしてギャーギャー切れる
- 自分と同意見じゃない人は敵とみなす
- 他人の過ちを掘り返して攻撃
こんなことばかりやっていたクソな性格でした。
それが原因で友達に嫌われまくっていたり、恋人ができても一年経たずにフラれたりと、散々な有様。
しかし、自分で家を出て一人で暮らすようになり、少しずつ毒親との距離が開いたことで自分が穏やかになってきたことに気づきました。
色々あって毒親と完全に決裂してからは、さらに自分の内面と向き合う機会が多くなり、他人を思いやる心の余裕が生まれました。
妻とは出会いからもう10年経ちますが、今でも楽しく過ごしています。
もし母と同じ性格のままでいたならば、僕は3年以内に確実に離婚していたと思います。母自身、2回の離婚を経て現在は独り身。誰かと生きていくには難しすぎる性格なんだと思います。
毒親と縁を切るデメリット
毒親と縁を切るデメリットは、人生の節目にやってくることが多いです。
メリットよりも感じられる回数は少ないので、日常的に悩まされることはありません。
周囲の目が痛い
毒親と縁を切ると、周りの善意や気遣いがつらく感じるときがあります。
親に大切に育てられてきたり、円満な関係を保てている方々は
「たった一人の親なんだから」
「生んでくれたことに感謝しなきゃ」
「一番近い肉親なんだから、仲良くしなきゃ」
こんな感じのありがたいお言葉をくれる時があります。
言っていることは理解できるし、できればそうしたい。でも、どうしても毒親への拒否反応が勝るので、素直に受け入れられないですね。
これからもこんな場面はたくさん訪れると思いますが、何度経験してももやもやしますね。
一方で、毒親と離れた開放感のほうが精神的な影響が大きいので、この話でノイローゼになるというほどでもないですね。わはは!
冠婚葬祭が面倒
いわゆる「親戚付き合い」ってやつですね。
僕の場合、弟やいとこが結婚したときに、式に出るとほぼ100%毒親と鉢合わせます。
かといって、遺恨のない親戚の大事な節目に顔を出さないと「あいつは薄情な奴」というレッテルを貼られることもあります。悲しいぞオイ
僕は今のところその節目が来てないので良いですが、そうなったときの具体的なプランはできていません。
ただ、一部の親戚や兄弟には「母と決裂した」という事実と簡単な経緯は話してあるので、一定の理解は得られるかもしれません。
親戚との関係は保っていたいのなら、多少の根回しはしておいたほうが良いですね。
保証人が必要な契約が面倒
これまでは精神的なメリット・デメリットばかりでしたが、保証人問題は超現実的な問題。
僕の場合、結婚しているので家の購入は妻のお父さんが保証人になってくれたので、それほど苦労していないのですが、独身だったらエライことになってたと思います。マジでボロアパートスパイラルだったかもしれん
保証人がいないと契約物の幅は大幅に狭くなるので、この部分は大いに苦労するかもしれません。
そういった事態を避けるには、結婚も一つの手ですし、ルームシェアできる仲間など、自分の肉親以外のつながりを増やしていくことが大事。
そういったつながりを社会心理学で「準拠集団」といいます。
準拠集団を増やすことで、契約面でもメリットが生まれますし、毒親から離れて感じる孤独を軽くすることもできます。
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毒親と離れる勇気があれば、何も怖くない!
この記事を読んで、毒親を離れる決心に少しでも背中を押せる結果となれたら嬉しいです!
デメリットもあるので、何かと不安は付きまとうと思いますが、「毒親から離れる」という大変な決心をしただけでスゴイと思います。もうすでに一歩目は歩みだせてるで!
毒親から離れることは、あなたの人生を始めることと同義。
この先は、あなたの人生です。
「親子」という強固な関係を壊して一歩先に進もうとするあなたの決心、心から応援しますよ!