アドバイスを聞かない家族には「ペーシング」を試してみよう

家族へのアドバイスの成功率を上げる
スポンサーリンク

どうも、家族大好きマンのせいじ(@seiji_1986)です。

お悩みさん
家族が悩んでるときににアドバイスをしても、きちんと聞いてもらえない……赤の他人の意見は聞くのに、なんで自分の時だけ……

身内の意見って、聞き入れられないこと多いですよね。

僕も妻に何か提案をしても響かないことが多々あります。

しかし、あるテクニックを使うことで、自分の意見が受け入れられることが増えました。

今回はあなたの家族にアドバイスを受け入れてもらえる成功率を上げるためのテクニックをご紹介します!

もくじ

スポンサーリンク

ペーシングで相手のリズムにあわせて話を聞こう

アドバイスをするにあたって、相手の話し方声の状態呼吸などを観察して自分も合わせてみましょう。

これは「ペーシング」といって恋愛や仕事、友人関係などでも有効なテクニック。

小さな子に話しかけるとき、目線を合わせて優しく話しかけたりしませんか?

誰かが悲しんでいるとき、当事者ではないのに一緒に悲しんでいるシーンを見たことはありませんか?

これらは典型的なペーシングの例。

ペーシングで相手と自分のペースが合ったところでアドバイスに入ると、受け入れられる可能性がグッと上がります。

せいじ
ペーシングを意識してしゃべるといろんな場面で「いい空気」を作れるよ!

相手の心を開かせることが目的

なぜ相手のペースに合わせるとアドバイスの成功率が上がるんでしょうか?

その理由は相手の心の開き具合に関係しています。

アドバイスを聞き入れるのは、心のどこかで上下関係を感じてしまってなかなか受け入れられないもの。

上下関係は相手に屈辱感を与えるので、素直ではいられなくなります。近しい存在の家族ならなおさらですね。

しかし、そこに信頼関係があれば「この人の意見は自分を理解してくれている」と好意的に見ることができます。

家族は長い間一緒に生活していますが、その分「わかった気になっている部分」も多いものです。「信頼関係」という面では他人よりないがしろにされていることもありますよね。

こういった心理状態を「認知的ケチ」といいます。

関連記事:夫婦関係がうまくいかない最大の原因は「認知的ケチ」だ! – にちプチ 【Nichi-Petit】

信頼関係がなく、心を開ききらないままにポンと投げかけられた言葉はなかなか響かないもの。

そこでペーシングを使って相手と呼吸を合わせ、話しやすい空気を作って気持ちを吐き出してもらいます。

すると相手はあなたに対して信頼感が生まれ、あなたも相手の気持ちや立場に対して理解が進みます。

そのタイミングでアドバイスをしてあげると、相手も受け入れる心の準備ができて、うまく聞いてもらえるというわけです!

せいじ
単に「アドバイス」というスタンスだと、どうしても「言いっぱなし感」があるから受け入れられない。お互いが同じ方向を向いて考えることが、聞き入れてもらえる第一歩よ!

スポンサーリンク

子育てで悩みぬいた日々でのアドバイス経験談

僕も妻にアドバイスをしてみたものの、なかなか受け入れられず悩んだことがあります。

あれは今から1年半ほど前、子供が生まれて二人とも初めての育児を体験したときのことです。

毎日泣き叫ぶうちの子に疲労困憊の僕らでしたが、このままではいかんと思い、妻に提案をします。

せいじ
無理にあやすのはやめて、この子が泣き疲れるのを待った方がいいと思うよ

子育ては夫婦の意見の一致が大前提。片方が勝手なことをすると、後々夫婦仲にも悪い影響があるので思い切って言いました。

産後の妻は精神が不安定な状態だったので、なるべく優しく言ったつもりでしたが、

せいじ嫁
でも、泣かせたままにしとくのはやっぱりかわいそうだよ

ということで、受け入れてもらえませんでした。

しかし、そう言いながら僕も妻も限界は近く、これは本当にヤバいと思いました。

そこで、僕はアプローチを変えました。

妻の気持ちや立場、考え方をひとしきり話してもらいつつ、

せいじ
そういう気持ちはすごくわかるし、これからも大切にしたいと思う。だから今二人が潰れてしまわないように、ちょっと子育ての方法を変えてみよう

ペーシングで相手の気持ちに寄り添いつつ、悩みに対して「あなたの悩みは僕の悩みだよ」という姿勢で話しました。

結果その話は受け入れてくれて、問題は解決しました。

関連記事:寝ない赤ちゃんは泣き疲れるまで待ってても大丈夫!ストレスを溜めないことが一番大事 – にちプチ 【Nichi-Petit】

当時は「ペーシング」という言葉を知らなかったので意識してはいませんでしたが、まさにペーシングを使ったアプローチだったわけですね!

せいじ
「親身になる」というのはわかりやすいペーシングの例やね。「アドバイス」というスタンスを脱ぎ捨てて「共同解決」と考えたほうがいいかも

「アドバイスは聞くもの」という考え方を捨てる

attention
お悩みさん
ペーシングを試しても結局聞いてくれなかったらどうするの? アドバイスなんてしなきゃいいっていうの?

YES! その通りです。

アドラー心理学において「課題の分離」という考え方があります。

この場合「相手がアドバイスを聞くかどうかは、相手の課題である」ということ。

あなたは相手にしっかりと配慮して助け舟を出しました。それに乗るかどうかは相手が決めることで、あなたはどうにもできないのです。

もし逆の立場だったとして「あんたに配慮して助け舟を出したんだから、乗らなきゃダメだろ!」というのは横暴だと思いませんか?

あなたは持てる善意を出しつくしたので、これ以上何もする必要はありません。悪いことはしていないので、受け入れられなかった場合も「そうか、難しい問題なんだね」と理解を示すだけでOKです!

課題の分離はこういった場面以外でも大いに役に立つ考え方です。

もし気になったら、マンガで分かりやすく説明した書籍もあるのでチェックしてみてくださいね!

僕の場合、同じ家族でも母は何を言っても僕の意見は聞かないですね。

いわゆる「毒親」と呼ばれるもので、そういう人には無理に何か言うと攻撃的な回答が返ってきます。自分のストレスにもなるので、一定の距離を取るのも一つの手です。

関連記事:毒親とは?その特徴と対処法を体験談を交えて解説 – にちプチ 【Nichi-Petit】

せいじ
ペーシングはあくまで聞き入れてもらえる可能性を上げるもの。最初から「聞き入れてもらうのを期待する」のはよくないってことやね!

スポンサーリンク

「ペーシング」を使えば、人の心に寄り添える

まとめ

人に自分を受け入れてもらうかは、どれだけ相手に寄り添えるかが重要。

ペーシングは単なるテクニックにとどまらず、相手との深い信頼を築くのに必須のコミュニケーション手段です。

もしペーシングを用いてもあなたのアドバイスが聞き入れられなかったとしても、相手との信頼関係は以前より確実に増しています。

その繰り返しが良い家族関係に繋がり、根本の悩みやストレスを解消していきます。

ぜひ色々なところで実践してみてくださいね!

この記事が面白かったらシェアしてね!

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA