オッスオッス! 現時点で結婚生活7年目、まだまだ楽しくやってます。せいじ(@seiji_1986)です
いやー……あるあるすぎて……あるあるあるな話ですねぇ~~~~!!
正直に言うと、僕にもそんな時期がありました。
……といっても、僕の場合は結婚する前の交際期間中。些細なことで言い合いになって、すぐイライラしてました。もっとアカンやないか!!
そこで今回は、パートナーと関係がうまくいかないあなたのために、夫婦喧嘩の大きな原因となっている「認知的ケチ」の対処法をご紹介します!
これを実践すれば夫婦生活が改善するだけでなく、相手の新たな魅力に気づいて惚れ直すかもしれませんよ! ぎゃはは!
もくじ
スポンサーリンク
「認知的ケチ」とは?
さあ、冒頭から話に出てきた「認知的ケチ」という単語についてなんですが、人は物事を判断するとき、興味のないことだったりあまり知らないことに対して労力を使いすぎないようにする傾向があります。
例えばネットでレストランの予約を取るとき、よほど料理にうるさい人でなければ口コミの数が多いお店を予約候補に入れますよね。
これは「口コミが少ないものより、多いほうが人気がある=料理もうまいはず」という思考回路が働いてこのような判断をします。
このことを心理学用語で「認知的ケチ」や「認知的節約家」「認知的倹約家」といいます。
一般的な言葉に当てはめるならば「決めつけ」に近いものですね。
夫婦仲の悪化は認知的ケチが招いている!
問題を解決するにあたって効率化を図るために出現する認知的ケチですが、人間関係……特に夫婦生活には悪い影響を及ぼすことが多いです。
部屋が散らかっていてそのままの状態だった時、相手に「こんなに散らかってるのになんで片づけないの!?」とか言ったりしてませんか?
自分の悩みがあるのに、パートナーに黙ったままにしてませんか?
今の話だと「前者はともかく後者はそれほど問題でもないんじゃ……」と思うかもしれませんが、これらは認知的ケチが招く夫婦関係の悪化の大きな引き金です!
スポンサーリンク
認知的ケチが溝を深めてしまう理由
人間は常に変化し続ける生き物です。
結婚したとき、仕事で昇進したとき、新しい本を読んだとき……変化のきっかけを書き出すとキリがありません。
それはあなたのパートナーも、もちろんあなた自身にも当てはまります。
想像してみてください。
あなたが仕事で他人のミスをカバーするために大忙しで残業してヘトヘトで帰り着いたとき、家にいるパートナーが顔を見るなり「なんで帰ってくるのが遅くなるのに連絡しないの!? ごはん冷めちゃったじゃん!!」と怒ってきたらどうでしょう?
なんか、辛いですよね。悲しいですよね。短気な人なら
こっちだって色々大変やったんやぞオルァ!
みたいなことになるかもしれません。
これは「帰宅する時間の連絡」だけを見て相手を批判する典型的な「認知的ケチ」にあたります。
相手の「連絡もままならないほどの仕事の大変さ」や「連絡することを忘れるほどの疲れ具合」を一切考慮せず、帰宅する時間の連絡があるかないかだけを元に話をすれば楽ですよね。
夫婦生活を語る上で「帰宅する時間の連絡」は確かにすごく大事なことです。
しかしそればかりに目を向けすぎることで、他の状況を考慮せず安直な答えに走るのは「認知的ケチ」が招いた悲劇に他なりません。
先ほど挙げた「自分の悩みがあるのに、パートナーに黙ったままにしている」というのも、相手がその悩みを知りたいかどうかを考慮せず「人に悩みを話したところで解決しない」という独善的なものさしで気持ちに蓋をしていることになります。
そして、その悩みを一人抱えたまま暮らすことで、パートナへの接し方にも「怒りっぽい」「空返事」などのマイナスなアクションが増えてきます。個人差はあれど、表に出るのは時間の問題。
そうすると相手も「この人に何を言っても無駄だ」となってしまい、更なる悪循環が……
このように、人間関係における認知的ケチは慢性的なコミュニケーション不足に繋がるんです。
認知的ケチを抑える方法
認知的ケチによってパートナーとの溝を深めない最強の方法は
相手をもっとよく見ろーーーー!!
という話に収束します。
相手を見る。相手に興味を持つ。
たったこれだけのことでコミュニケーションにおける判断材料は爆増します。
判断材料が増えると、相手への返答もその材料を元にしっかり考えてやりますよね。
好きな相手ならば、情報は遮断するのではなく入れること!
考えてもみてください。
夫婦のお二人が初めて会った頃のことを。
お互いがお互いにもっと興味があったじゃないですか。
あ、この人こんな一面があるんだ。
とか、
こんなことが好きなんだ
とか、発見がいっぱいあったと思います。そして、もっといろいろな発見をしたいと思っていたはず。
それは結婚してからも一緒です。
結婚生活も長いし、もう相手のことは大抵知っちゃったわ
なんて思っていたとしたら……
アカーーーーン!!!!
さっきも言ったように、人間は常に変化する生き物。
親兄弟でさえ、お互いのことがよくわからずにケンカになったり行き違いがあるものなのに、赤の他人が一緒に生活していてそれがないなんて、ハナクソほじって飛ばしたら衛星軌道のっちゃいましたってくらい奇跡的な話です。
僕は嫁とよく話しますが、日々色々な発見があって、もっともっといろんな話がしたいです。仕事が忙しいのが恨めしいぜ
そうして相手をよく見て生まれた発見は「相手をもっと知りたい!」という原動力になりますよ!
お互いが出会った頃とはまた別の発見が必ずどこかに隠れているもの。
なんか若干わが家の惚気も入ったしゃらくせー話だったかもしれませんが、元々お互い興味があって惹かれあった関係だと思うので、その頃を思い出してパートナーのことをしっかりと見てあげてくださいね。
スポンサーリンク
相手が変わることに期待しないこと!
心理学を用いた人間関係の修復方法を試すにあたって一番やってはいけないのは「相手に変化を求めること」です。
こっちは関係修復のためにこんなに色々調べてやってるのに!
時にはこんな風な感情も芽生えるかもしれません。
人間って人生においてどこか常にギブアンドテイクを追い求めがちですが、それをしてしまうと相手に「押しつけがましい人!」と思われてしまい、ますます疎まれたり嫌われたりしてしまいます。
このように、相手に脅迫にも似た期待を押し付ける(=相手の選択の自由を奪うこと)で、反感を買うことを「心理的リアクタンス」といいます。
この心理現象が起きてしまうと、こちらがいくら頑張っても相手への負担にしかならないので、そうならないように十分気を付けてください。
「相手が変わらなくてもいい。自分の考え方が変わって、今の状況を幸せに感じられるならそれでいい」くらいの気持ちでいるほうが案外うまくいくものです。
人間関係は夫婦だけではないので、友人関係から好転が見られて夫婦関係にも良い波がやってくることもありますしね!
人間関係は離れ小島のように無関係ではなく、どこかに小さなつながりを残した陸続きなものなので、まずは自分にとって世界の見え方がどう変わったかを楽しむつもりでやってみてください。
認知的ケチを意識すると新しい夫婦の関係が築ける!
「認知的ケチを抑える」と心理学用語を交えて説明していますが、人間関係において一番大事なのは「自分を知り、相手を知る」ということです。
知らない人と円滑なコミュニケーションってできないですよね。だからこそ相手をよく観察して「自分は相手とどうなりたいのか?」「自分は相手のどんなところを見落としていたのか?」をよく考える。
当たり前のように思えて、日常をなんとなく生きているとすぐに忘れてしまうことです。
夫婦関係がうまくいかない原因として腹が立つこと、落ち込むようなことなど色々なことが思い浮かんで、関係の修復を邪魔するかもしれませんが、今一度気持ちをフラットに一歩一歩前に進んでいきましょう。
……とまぁ、エラそうに語っとる僕ですが、少ないとはいえケンカしてお互い不貞腐れることもあります。完璧主義にならず、ゆったりまったり行きましょう! それが夫婦円満の近道。ぬはは!
そんな話です。
エンド