笑ってはいけないのにこみあげる笑いが抑えられないときの対処法

笑っちゃダメなのに笑っちゃう悩みを解決
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笑ってはいけない時が最高の笑い時だと思ってます。せいじ(@seiji_1986)です

お悩みさん
まじめな会議とか人と大事な話をしているときに、笑っちゃダメなのに急に笑いがこみあげてくる……別に相手をバカにしてるわけじゃないのに、こんなことで嫌われたり呆れられるなんて嫌だよ……

笑いがうまくコントロールできない問題、深刻ですよね。

本来笑いというのはその場の空気を和ますものですが、場違いなところでやってしまうと相手の怒りや顰蹙を買うことがあります。

僕も何度か大事な場面でこれをやらかしたことがあるので他人事とは思えません。

今回はこみあげてくる笑いで感情がコントロールできなくなったときにどうすればよいかを、心理学と脳の仕組みから紐解いていきたいと思います!

もくじ

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笑ってしまいそうなときは、違う思考で頭をいっぱいにしよう!

シンプルにして一番効果的な方法です。

笑いがこみあげてきたときは、とにかく違うことを「真面目に」考えましょう。

目の前にある状況と全く関係のない記憶を辿れば、笑いの種になっている今の状況から感情を遠ざけられるので、笑いの衝動を抑えることができます。

例えば「今日の朝食べたものは何だっけ?」とか「夕食は何にしようか?」とかの類でも構いません。

今、目の前に映ることとは別のことを「真面目に」考えてみると、こみあげてきた笑いは治まります。

思考を上書きすることで笑いの原因から遠ざかる

Why?

「他のことを考える」

なぜたったこれだけで笑いが抑えられるのでしょうか?

マギル大学心理学部ダニエル・レビチン教授は、「人間の脳はマルチタスクができるようになっていない」という説を唱えています。

私たちが同時並行しているように見える思考や作業も、実は思考を高速で切り替えて交互にこなしているだけで、複数の思考が同時進行しているわけではありません。

つまり、一つの思考にしっかりと集中すればもう一つの思考はシャットアウトできるということであり、笑いがこみあげてきたときもその感情から別の感情に注意をそらせば笑いを止めることも難しくはないということです。笑いが止まらない時というのは、他のことを考えているようで実はまだ目の前の状況から思考が離れていないことが多いです。

例えばスマホに夢中になっているとき、誰かが目の前で面白いことを言ったりしてもあまり面白く感じないことってありますよね。

大事なのは、この仕組みを理解して適切な思考で笑いの感情を上書きすること。

僕自身、今まで大事な場で笑いを抑えられなかったことが多々ありましたが、この仕組みをちゃんと意識してからは笑ってしまうことはなくなりました!

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映画やドラマなどのシーンを思い浮かべてみる

method

人間の脳の仕組みは理解できたとして、不意にこみあげる笑いを上書きするには具体的にどんな思考を行うのが効果的なのでしょうか?

これは、自分にとって思い入れが強く笑いとはほど遠い記憶を辿るほうが効果は高くなります。

つまり、

  • シリアスなシチュエーション
  • 非日常

こういった記憶を持っているとすぐに思考の上書きは行われます。

そいう言う視点だと、最初に述べた「今朝食べたものは何だっけ?」とか「夕食は何にしようか?」は咄嗟に出やすいですが、思い入れが強い記憶ではないので効果としては今一つですね。

僕の場合、思い出した瞬間真顔になるくらい嫌な記憶とかもありますが、そういうのを思い出すのはしんどいのでお気に入りの映画のワンシーンを思い浮かべています。

自分がかっこいいと思ったシーン悲しいと思ったシーンをじっくり思い出しながら頭の中で詳細に描いてみてください。

適当にパパっと思い描くのではなく、役者のアクションや表情、物語の流れなど、その登場人物に感情移入するくらいしっかりと思い出してみましょう。「真面目に」取り組むことが大前提です。

そうすると他の思考を行う余裕がなくなって、いつの間にか抑えられない笑いはどこかに行ってしまいます。

これはドラマやアニメ、小説など自分が思い入れのあるものだったら何でもOK。

強い思い入れがあればあるほど思考は真面目に行われ、思考も上書きされやすくなるはずです。

「笑ってはいけない」という考えは捨てよう

attention
お悩みさん
笑わないでおくことは思考の切り替えで一瞬できたとして、それをずっと続けるのなんてしんどいよ!

確かに、大事な会議や会話をしているときに、ずっと違うことを考えていたら仕事になりませんよね。

というわけで、今度は違う視点からも考えてみましょう。

「笑ってはいけない」という心の枷を外すんです。

人間は「〇〇してはいけない」という条件を提示されると、無意識にそれに逆らいたくなる心理があります。

これを心理学用語で「心理的リアクタンス」といいます。

今回の場合は「笑ってはいけない」という状況が心理的リアクタンスを発動させて、抑えられない笑いに繋がってしまうわけです。

この心理現象は抑え込もうとする力が強ければ強いほど反動も大きくなります。

つまり「笑っちゃダメだ! 絶対笑っちゃダメ!」と思えば思うほど、笑いたいという感情は膨らんでいきます。そしてどんどん膨らむ笑いのボルテージはいつか溢れて

具体例として、修学旅行で夜寝る前に部屋を暗くしたとき、シーンとしていると不意に笑いがこみあげてくることってありませんでしたか?

これは「みんな寝る時間だから静かにしなきゃ」という気持ちが逆に笑いを呼んでいるんです。アレ誰かが笑いだしたら止まんないよね

それとは逆に、テレビで「今から漫才やりまーす!」という芸人を見て、面白いことをやっているはずなのに全然笑えないことってありませんか?

これは「今は面白いテレビを見ているんだから、いつでも笑ってもいい」という状況であるため、心理的リアクタンスは全く発動せず、あなたのあるべき笑いの沸点が保たれているんです。

話をまとめると、大事な会議などの緊張する場面でも「笑てはいけない」と自分を抑え込もうとするのではなく、「むしろ笑ってもいいんだ」と心に余裕をもっておくことで、笑いの感情自体がバグらずにすむということですね。

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笑ってはいけないのに笑っちゃう人は結構いる

まとめ

僕がこの悩みを話すと、結構な数の方々が会議やお葬式などの大事な場面で笑いをこらえきれず苦労しているようで、色々なエピソードを聞くことができました。

つまりみんな大なり小なり同じような悩みは持っているので、あなただけが「大事な場面で笑ってしまうなんて最低だ……」なんて落ち込む必要は全くありません!

せいじ
今はもうないけど、昔会社の大会議で突然ツボに入って笑っちゃったことがあるよ! ぎゃはは!

「真面目そうに見えるあの人も、どっかでやらかしたんだろうなー」くらい余裕をもっておくと良いですよ!

そんな話です。

エンド

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