「人間関係ってホント疲れる」「ムカつくあいつのことが頭から離れない」
こんな悩みで日々消耗してませんか?
人間関係って難しいですよね。自分の努力だけじゃどうにも関係を改善できないことが結構あります。
僕自身、いち社会人として生きていて人間関係の問題が0という瞬間はまずありません。
今回紹介する『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』という本は、人間関係に悩む人たちの心を軽くして、新しい生き方を提案してくれる良書です。
もくじ
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『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』はこんな人のための本です
- 人間関係に疲れている
- 人とのやり取りで気を遣いがち
- ネットでの誹謗中傷でよく心が落ち込んでしまう
読んでみた感想
このセッションでは、『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』を読んでみて感じたことで
- 読みやすさ
- 本の雰囲気
- 一番良かった点
上記を観点に説明します。
読みやすさ:漫画中心の内容で、とても読みやすい
この本は内容の8割が漫画で説明されていて、残りの補足2割程度が活字での補足です。
パッと見た目は字数が多いページもありますが、漫画の部分を見れば著者が説明したい内容の8割は理解できるので、スラスラと読めてしまいます。
出典:『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』22ページより
活字ばっかりの本が得意じゃない僕としては、途中飽きることなく読み進められてとても有難かったです。というか、漫画仕立てなので先が気になって勝手に読んじゃう感じ。ぎゃはは
本の雰囲気:権威を盾にした「こうすべきです」のような押しつけがましさがない
本にしろブログにしろ、読み物というのはある程度権威のあるものに基づいた説明が説得力を生むんですが、筆者によっては「○○という機関でこういう調査結果が出ている。だからこうしないとダメだよ。おかしいよ。」というような書き方をされているものもたまに見かけます。
これは各々の好き嫌いだと思うんですが、僕はこういう書き方が嫌いです。
もうね、どゎい嫌い。
でも、この筆者さんはそういった「押しつけがましさ」がなく、「こうしてもいいんですよ」「こうするといいよ」と優しく語りかけてくれるような文章なので読んでいてとても癒されます。
悪い言葉を発したくない…。もめごとを減らしたい…。
そういう気持ちがあると、相手に不利なことを言うと悪口を言っている気分になるかもしれません。でも、起こったことをそのまま話すのは悪口ではありません。
出典:『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』87ページより
この一節からも、読む人の心を開くために著者も悩みごとに理解を示し、心を開いてくれているというのが分かります。
一番良かった点:かわいいキャラクターたちが事例ごとに役を演じていて親しみやすい
かわいいキャラが大好きな僕としては、これが一番の即買いポイントでした。表紙見た瞬間買っちゃったもん
どの項にも人間関係に悩む主人公キャラ、その原因となる悪役キャラ、それを解決するためのアドバイスをしてくれるキャラがいて、「あー、こんなやつ現実にもいるわー」っていうのが多いです。
でも、絵がかわいいのでそれほどトラウマを誘発するものでもなく、一種の「あるあるネタ」としても読むことができます。
そう、もうね、絵がきゃわわ。(きゃわわ)
「厳しい現実ばかり突き出されたら気が滅入っちゃう」って人でも苦も無く読めるキャラクター達でした。
感想まとめ
- 絵が多くて漫画感覚で読めた!(8割漫画)
- 押しつけがましくなく、優しくアドバイスしてくれる文章
- キャラがかわいくてついつい先も読んじゃう(きゃわわ)
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この本を読んで得られたもの
この本を読んで僕なりに以下のような得られたもの・気づきがありました。
- 人間関係のもつれで考え込んでいた悩みを緩和できた
- 人の言動・行動に対して寛容になった
- 相手を変えようとするより、自分を変えたほうが楽だし得
- 元々の自分の考え方に近いものがあったので「この生き方でいいんだ」と自信がついた
ちょっと詳しく話していきます。
人間関係のもつれで考え込んでいた悩みを緩和できた
この国で生きる以上、たとえ引きこもってても人間関係は切っても切り離せません。
僕も会社・プライベートでの同僚・友人との付き合いでイライラしたり心配事がいっぱいあります。
しかしこの本のタイトルにもある「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」というセリフのおかげで「そうだよな、本人がいないときにその人のことで悩んだって仕方ないな」と考えるようになり、日常のストレスが更に軽減しました。
人の言動・行動に対して寛容になった
この本に出てくるキャラクターは、すべてが僕と同じ悩みを持っているわけではありません。
中には「こんなことで悩む人もいるんだな」というものもあります。
でもそれは、悩む観点が違うだけで結局は人間関係や他人の悪意に心をやられている人の叫び。それを漫画を通じて知ることができるのは他人に対して寛容になる第一歩。
そう、自分は他人の悪意に対する被害者だとばかり思っていたものの、その余裕のなさで別の人からは加害者だと思われることだってあるんですね。
もちろん、すべての人に良く思われるような聖人にはなれませんが、人に寛容になることで自分が人を傷つける可能性を潰していくきっかけになったのは間違いありません。
相手を変えようとするより、自分を変えたほうが楽だし得
「固い相手には柔軟に対処しろ」と老子も言っているように、頑なだったり捲し立てるような相手に正面から向かって行っても良いことはありません。
世の中のほとんどの揉め事って、どっちかが手を引けば悪化しないことばかりですよね。
傍から見ると「事なかれ主義の典型的日本人の悪習」と思われるかもしれませんが、正面からぶつかって相手を叩き潰すのは「大切な人を守る時」くらいだと思います。
それ以外も全力で相手を潰しにかかるのはただの波風を立てたがる厄介者ってだけで、誰も見習いたくないですよね。
そんな時は「しゃーない」の一言でその場・その人からフェードアウトするのが一番。そうしているうちに、自分の周囲から嫌な人は減っていき、少しずつ生き易くなっていきます。
今話したことはほんの一例ですが、つまりは「自分が変われば、生き方も周りの人も変わってくる」ということ。
僕はこれを実行していくことで前より随分生きるのが楽になりました。
元々の自分の考え方に近いものがあったので「この生き方でいいんだ」と自信がついた
僕自身、この著者の方とかなり似た考えを持っていて、人間関係に関する記事を書いたりしていました。
関連記事:「いい人」をやめると生きるのがめっちゃ楽になる | にちプチ 【Nichi-Petit】
しかし、そういう思考を持ってるからといって、決して無敵なわけではありません。
どんなに市場を知り尽くした敏腕経営者だとしても失敗することがあるように、完全に自分の心をコントロールできる人間はそういるもんじゃありません。多分いねぇわ
だからこそ一人きりではなく、いろいろな人の力を借りて人は前進し、強くなるもんだと思います。
オイ! 俺今めっちゃエエ事言っとるぞ!!
まあ冗談は置いといて、この本は僕自身の考え方、生き方を後押ししてくれて、自分に更なる自信を持つことができました。
まとめ
SNSが発達して、人の悪意がますます浮き彫りになってきた今だからこそ、その悪意を受け流して自分をしっかり保つ必要があります。
あのハツラツとした人も、人を傷つける嫌~な奴らも、どこか心では陰をかかえた一人の弱い人間だったりするのです。
そんな弱い心を律して、整理する後押しとなるようにこの本を活用していただければいいな~と思ってます!
そんな話です。
エンド
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