忘れ物が多いと、日常生活でも色々と不便な思いをしますよね。
人間関係一つとっても「また忘れたのか!」と怒られたり、「あなたには任せられないね」とため息交じりに呆れられたりと、単なる「うっかりさん」では片づけられないしんどさがあります。
この記事を読めば、「ここだ!」という大事な時に忘れ物をなくすことができて、管理能力もしっかり身に着けることができます。そうすれば自分にも自信を持つことができて色々なことに成長の可能性を見つけることができます!
僕自身、小さいころから忘れ物が非常に多い人間でしたが、今回紹介する方法を自分なりに発見して実施したところ、忘れ物を全くしなくなりました。
忘れ物が多いあなたも、きっと同じ方法で克服できるはず!
もくじ
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こんな人のための記事です
- 忘れ物が多くて本気で困っている
- 自分の予定などを把握できずすっぽかすことが多い
- 忘れ物防止に使える便利なツールがあれば知りたい
忘れ物をなくす4つの方法
忘れ物をなくすためには以下4つの方法を習慣化するのが近道です。
- メモを取る
- 自分が思い出すきっかけを仕込む
- 「そのこと」だけを考える
- 忘れたものをリストアップする
この言葉だけでは具体性がなかったり、「なんだ、当たり前のことじゃん」と思う人もいるかと思いますが、意外とこれらをできてない人が世の中には多いです。
そしてこれらの基本を軽視している人こそが「忘れ物が多い人」だったりします。
では、次に具体的にはどうすればいいのかを説明していきます。
メモを取る
忘れ物をなくす基本中の基本です。
しかし「メモ」というと今のご時世でも単に「紙のメモ帳に書くこと」と考える方が結構います。
ここでいうメモはスマホアプリなどの多くの機能を持ったメモのことを指します。
忘れ物防止に大いに役に立つアプリの機能として、「リマインダー機能」があります。リマインダー機能はメモした内容に対してもう一度表示してほしい日時を入れておくと、その時間に画面にメモを表示してくれます。
自分が出かける前などにこのリマインダーをセットしておけば、一晩経った後でもきちんとお知らせしてくれます。
紙のメモのように「書いたはいいものの、読み返すこともなく結局忘れてしまう」という最大の弱点をカバーした素晴らしい機能なので忘れんぼさんは積極的に使っていきましょう。
AndroidやiOSに関わらず、リマインダ機能の付いたメモは標準でもついてたりしますが、僕のおすすめはGoogleカレンダーです。
Googleカレンダーはメモ帳+予定の記述もできて、リマインダー機能も「画面でのお知らせ」「リマインドメールを自分に送る」など細かく指定できて、これ一つで「忘れ物メモ」「予定表」「リマインダー機能」すべてをカバーしています。
スマホの画像例↓
Googleカレンダーは社員のスケジュール管理などに利用している企業も多いと思いますが、もし使ったことがない人は是非使ってみてください。Gメールのアカウントを取るだけで利用できます。
メモする内容については「ハガキを出す」や「契約書を持っていく」などの「物」+「行動」を書いておけば間違いありません。
ただし、自分の物忘れの激しさを自覚している人はなるべく細かく記述しましょう。
例えば、契約書は複数枚あるのに「契約書を持っていく」と書いては契約書が何枚かを忘れてしまう可能性があります。
それを忘れないためには「契約書Aと契約書B、添付書類1を持っていく」と書けば後から読み返しても「3枚書類がいるんだな」と分かります。リマインダー機能は明日の自分への具体的な指示だと思ってください。
自分が思い出すきっかけを仕込む
個人的にこれが一番大事な習慣です。
メモを取ったものの、結局それを見ずにスルーしてしまう人、結構いると思います。
状況にもよりますが、僕もめっちゃ急いでるときは「急がなきゃ!!」が前面に出てしまい、家を飛び出した後にメモに気づいて「あー……」なんてことが多々ありました。
それを防止する方法は、ズバリ「絶対に自分が触れるものにきっかけを仕込んでおくこと」です。
皆さんどんなことがあっても家の玄関のドアは開けて出かけますよね? つまり家の玄関のドアは必ず自分が触れるものというわけです。
そこにメモが入った袋をぶら下げていたらどうでしょう? 目に入ってしまいますよね。
「なんだこれは……?」この思考に入った時点で思い出すきっかけができています。あとは袋の中身を見てみればメモが入っているので思い出せるわけです。
僕のようにスマホにメモを取っている人はスマホをぶら下げてもいいでしょう。
仕込む場所は人によって自由です。例えば靴の中に仕込んでおけば靴を履くときに「!?」となって気づくでしょう。スーツのハンガーに仕込んでおけば服を着るタイミングで気づくでしょう。
自分の習慣に基づく場所に仕込んでいれば間違いありません。習慣化すれば「これが昨日の自分からの指令なんだな」と思えるようになります。
ただし、絶対に通るからと言って「食卓のテーブルの上に置く」や「廊下に置いておく」というのは止めましょう。食卓テーブルは家を出る直前に見ることはないし、廊下は確認するには広すぎたりインパクトが弱いです。
仕込むのがどうしても面倒な場合は、スマートスピーカーのリマインダー機能を使うとよいです。メモとの合わせ技ですね
Amazon Echoは指定の時間になると入力した文字を読み上げてくれるリマインダー機能を搭載しているので、目だけではなく耳でも情報を入れることができます。お母さんの「○○はちゃんとカバンに入れたの~!?」っていうやりとりと同じ効果ですね。
「その事だけ」を考える
忘れ物をしがちな人は、考えるポイントがずれている場合が多いです。
例えば「通勤のついでにハガキを出す」という用事があるときに、会社についてから「あー! ハガキ出すんだったー!」となってしまう人は物事の優先順位がうまく決められていません。僕もそうでした
「通勤のついでにハガキを出す」であれば、「ハガキを出す」ということにフォーカスを当てればいいのです。
入社したてでもない限り、通勤なんていつもしてますよね。道を間違えることもないし、通勤すべき時間を忘れることもない。
ならば「通勤のついでにハガキを出す」の中の「通勤」は無駄で、「ハガキを出す」ために急いで準備すればいいんです。「ながら行動」はNG
ながら行動が身についているとマルチタスクな印象があって、一見すると「できる人」のようですが、カナダの名門マギル大学心理学部のダニエル・レビチン教授は「人間の脳はマルチタスクができるようになっていない」という見解を示しています。
少しでも考える量を減らすために、今考えなくてもいいことは後回しにするなど、取捨選択していきましょう。
忘れたものをリストアップしておく
忘れ物をしやすい人の中でも「なかなか忘れないもの」「絶対に忘れてしまうもの」が存在します。
それらの統計を取る意味で「忘れたもの」と「忘れた回数」をリスト化して取っておきましょう。
そうすれば「自分は何を忘れがちで、どういう対策を取るべきだ」ということが見えてきます。
裏を返せば、忘れっぽい人ほどこの分析をおろそかにして自分を過信している傾向にあります。僕が3つの会社で教育係を担当した経験上、忘れっぽい人は「これくらいのことはメモしなくても大丈夫かと思って……」とめんどくさがって結局大事なことを忘れてしまっている人が9割近くでした。
僕自身も自分が記憶力の優れている人間だとは思っていないので、忘れそうなこと・実際に忘れたことはリスト化しています。
リスト化に便利なツールとしてはExcelですが、有料ライセンスで決して安くはありませんので、無料のGoogleスプレッドシートがおすすめです。GoogleスプレッドシートならばExcelと同じような関数も使えますし、ネットワーク上に保存できるのでスマホやPCのどちらでも閲覧・編集できます。こちらもGメールアカウントがあれば利用可能。
僕の場合は、片づけたものの場所を忘れて何時間も探してしまった経験から、片づけたものとその片づけ場所をスプレッドシートに記載しています。忘れた回数があまりにも多かったのでその分析情報を元にこの表を作ることにしました。
管理例↓
毎日使うものなら無理に書かなくてもいいですが、季節ものとかたまにしか出さないものは必ず記入してます。
スプレッドシートの記載を面倒だと思う方もいるかもしれませんが、その後何時間も探してしまう無駄な時間を考えると多少の手間で時間を節約できるのでやらない手はありません。
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忘れ物をしてしまうのは正常な脳の働き
忘れ物をしてしまう自分に対して情けない気持ちを持ったり、自己嫌悪に陥ったりしていませんか?
実は忘れ物をするというのは異常なことではなく、むしろ正常な脳の働きなのです。
何も忘れることができない病気の一つとして「サヴァン症候群」がありますが、辛いことや悲しいこともすべて覚えてしまっているのです。これでは辛いことが積み重なりすぎて鬱病にもなりかねません。
つまり、「忘れる」というのはそうした辛いことを頭から捨てて、心を保とうとする一種の自己防衛反応なのです。
だからといって忘れ物をして上司などに叱られたときに「これは正常な脳の機能なんです!」とは言い張れませんが、少なくとも「異常だ」と自分を責めなくてもよいということはわかってもらえると思います。
人間は、忘れる生き物である。自分を過信せず、きちんと対策を!
大切なのは、小さなことから実践し、そこから成功体験を得てさらに次のアクションにつなげていくことです。
まずはここで紹介した4つの方法のどれか1つを習慣化し、そこから少しずつできることを増やしてさらに習慣化していきましょう。
4つすべてが習慣化した頃にはきっとあなたの忘れ物はなくなっています。
現場からは以上です。
エンド
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