どうも、とにかく映画館が大好きなせいじ(@seiji_1986)です。
映画館ってイイよね。ブルーレイが動画の標準になりだして家でもめっちゃ高画質・高音質が堪能できる時代ですが、それでも僕は好きな作品はやっぱり映画館で観たいです。
しかしそこで問題が一つ……
映画館のイスって、角度キツすぎない?
毎回思うんですよね。2時間の映画を見始めていよいよやってくる首と肩の痛み。
この座席が! ほんの少しでも倒れてくれたら! この映画に集中できるのに!!
分かってます。社会人になり、デスクワークで姿勢が悪くなった代償だっていうのは十分わかってるんです。
でもしんどいのは仕方ないんじゃ! 快適に映画観せろコラ!
というわけで今回は、TOHOシネマズのフロントリクライニングシートを使ってみたので、その使用感をご紹介したいと思います。
先に結論を言うと、僕は次回以降このフロントリクライニングシートは使わないと思います。その辺の具体的な理由も含めてご説明しますので、どうか最後までお付き合いくださいね!
もくじ
スポンサーリンク
追加料金なしで快適に観たいので、TOHOシネマズのフロントリクライニングシートを使ってみた
早速僕はリクライニングシートのある映画館を探しました。
そうすると、結構出てくるもんなんですね。驚きました
ただネックになるのはその鑑賞料金……
大体が「ラグジュアリーな空間で映画鑑賞を」な空気出しまくりのプレミアムな料金だったりするんです。
アホか! 俺は追加料金ナシでリクライニングさせたいんじゃ! ワガママで悪かったなコラ!
しかしこんなワガマママーマな僕の要望を満たすサービスが国内に存在したんです!!
フロントリクライニングシート
文字通り映画館のフロント部分(最前列)だけがリクライニング可能になってるイスですね。
2017年時点・都内で扱っている映画館はTOHOシネマズ新宿と六本木。
新宿!! 僕の住んでる中野にめっちゃ近いコンクリートジャングルにそんな楽園があったなんて!!
というわけで早速その席を予約。ちなみに観た映画は先日レビューした『美女と野獣』です
関連記事:【実写映画】『美女と野獣』レポ!エマ・ワトソンが美しすぎる!! – にちプチ 【Nichi-Petit】
フロントリクライニングシートの使用感やメリット・デメリット
フロントリクライニングシートの外観はこんな感じです。
座席の最前列に配置された本シートならではの大迫力を体感できます。リクライニングしていただくことで、リラックスしながら映画の世界に没入することができます。
※ スクリーン9に15席導入画像・紹介文出典:TOHOシネマズ 新宿:施設紹介 || TOHOシネマズ
昔から映画館の最前列は見上げないとスクリーンが見渡せないので、首がバッキバキに痛くなるから不人気だったけど発想の転換ですね。
ちなみに僕が陣取ってた席は17~18番の席なので下図あたり
早速座ってみるとビックリしたのが
意外と倒れる!!
最初は新幹線の座席とかそんなんを想像してましたが、その3割り増しくらいでさらに倒れます。
角度で言うと30°くらい。コレ楽やわ
ドリンクホルダーも両側に独立してついているので、隣のお客さんと変な駆け引きしなくていいし、最前列なので足も投げ出し放題で本当に広々使えます。
映画観てる間はマジで終始こんな姿勢でした
さらに大迫力の画面。これぞ映画館! って感じ。
しかーーし!!
こんなに快適だからと言って手放しに喜んでられないのが世の中の厳しいトコ!
一番前の席ならではの悩みはそのまま持ち越されます。
まず画面。目の前に大画面が広がってるのはいいんですが、画面が目の前すぎて画面自体に大きなパースがかかります。
当然映画の中に出てくる登場人物もみんなビローンと伸びます。
こんな感じ
ほんで画面に近い分、一度に視界に入る範囲が狭いので動きの激しいシーンは目が非常に疲れます。特にアップで人物が動いてるシーンはヤバイ。ボケッと観てたらもう何が起きてるか分からないレベル
字幕に関しても、長文の場合は目や首をフルに使って読んでいかなければいけません。
もうね、クソ長い横断幕を延々と読まされてる気分。ん、ここは甲子園かな?
幸いにも今回観た『美女と野獣』はアクション映画ではなかったのですが、字幕はそれなりだったので大変。
ガッツリアクションでもないダンスのシーンでカメラがぐるぐる回るトコなんか、目が忙しすぎて酔いまくり。これで『トランスフォーマー』とか観たら、映画館出る頃には視力が0.5くらい下がってそう
以上のことから、フロントリクライニングシートのメリット・デメリットをまとめると……
メリット
- 首の痛みはほとんどなくなる
- ドリンクホルダー両側使い放題
- 足投げ出し放題
- 迫力の大画面
座席の前が狭いとか、ドリンクホルダー占有問題とか、首イタタタ問題とかの映画館で抱えていた悩みの大部分は解消されてます。
デメリット
- 正しい画面の形で観られない(パースがかかりまくる)
- よく動くシーンやたくさんの字幕は本当に目を酷使する
一方で今まで映画館でほとんど感じることのなかったデメリットが新たに生まれてます。
スポンサーリンク
快適さと迫力を両立させたいなら、家でプロジェクター使ったほうがいい
挙げた数だけで言うとメリットの方が多いんですが、快適な視聴を点数でつけるならデメリットの2点はマイナス要素がデカすぎます。
- 家でゴロゴロしながら視聴→90点(迫力分マイナス)
- 真ん中~後ろくらいの普通席で鑑賞→70点(首疲れちゃう分マイナス)
- フロントリクライニングシートで鑑賞→50点(パースかかってまともに画が見れない&違う意味で疲れる分マイナス)
こんな感じですね。結局鑑賞し終えた後の疲れ具合は通常の席とあまり変わりませんでした。
そう考えるとフロントリクライニングシートは誰向けなのかというと……
- 一度は普通の席で観た人(二度目の鑑賞)
- アクションのほとんどない、字幕もない映画を観に来た人
こんな感じです。
まあそんだけしっかり観るから内容もしっかり覚えてたりするんですが、正直集中力勝負って感じで純粋に娯楽としての映画は楽しめないかも。
というわけで今後は特別な理由がない限りフロントリクライニングシートの利用は無いと思います。発想は良いんだけど、デメリットのほうがデカいです。
「どうしても快適に、しかも迫力ある映画を見たい!」というワガママな僕は、家にプロジェクターを導入して悠々自適に観る方向にシフトしました。
条件がそろえば10万円以下の投資でわが家にミニシアターが作れちゃうので、気になる方はそっちの記事も参考にしてみてください。友達と談笑したり、お菓子ボリボリ食いながら鑑賞できるし、自分の好きなシーンから観られたりもするので、こちらが快適すぎて映画館に行く頻度が年間20回から5,6回くらいに激減しました。
関連記事:憧れのホームシアターを安く実現するにはプロジェクターがおすすめだぞ! | にちプチ 【Nichi-Petit】
まあガチな迫力っつったらやっぱ映画館が最高なんだけどね。
そんな話です。
エンド
コメントを残す