「Androidのスマホのホーム画面を開くと、何もアプリを動かしていないのに突然デカデカと広告が出るようになった! ウィルスにでも感染したのかな……?」
それってもしかして、こんな感じの広告ですか?
心配ですよね。
何か変なページにアクセスした覚えもなく、いかがわしいアプリをダウンロードしたわけでもないのに、意図しない広告が出てくる。
中には後ろの画面が完全に隠れてしまうほどの広告をデカデカと出してくるものもあり、アプリを起動していない時でも、何か別の操作をしている時でも、お構いなしに出てくるので非常に鬱陶しいと思います。
情報を探して回っても、アドウェアを検出するソフトを使う方法しかなく、やってみても何も出ない……という感じで行き詰っていましたが、何とか解決。
ズバリ言いますと、それはウィルス感染の可能性というよりも、インストールしているアプリの広告である可能性が高いです!
そこで今回は、同じ悩みを持つ方のために僕が犯人であるアプリを突き止めた方法をご説明します!
もくじ
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全画面広告を出している犯人アプリを探す手順
全画面広告を出しているアプリを探し、特定する手順は以下です。
- 大手のアプリは犯人対象から除外する
- 使用している画面で広告を表示していない、もしくは広告を表示しにくいアプリを絞る
- 残った容疑者アプリのGoogle Play画面を確認し、広告が表示される仕様か、レビューも込みで確認
なんだか探偵みたいな気分になりますね!
ウィルスを疑う前に、まずこの手順で整理していけば犯人アプリの特定はできるはずです。
この手順に沿って確認したところ、僕の場合は静音カメラアプリが犯人でした。
では、理由・具体例を含めてこの特定方法を細かく説明します。
全画面広告を出している犯人アプリを特定!
この項では実際に僕がそのアプリを特定した手順と、その理由も一緒に説明します。
大手のアプリは犯人対象から除外する
まずは捜査対象の絞り込みからです。
ここでは大手の有名なアプリは対象から除外されます。
なぜならば、全画面広告というのは利用者にとって利便性も心象もとても悪いからです。
このような広告の出し方をするアプリを全国、全世界の方が使っていたら評価もズタボロになってしまいます。
それが原因で利用者が減ってしまっては企業も大打撃を受けてしまうため、大手は基本的にこのような広告の運用方法はしないと考えます。
例を挙げるなら、LINE(ライン)やスマホに最初から入っているキャリアのメールアプリ、端末備え付けのカメラアプリなどです。
これらは全画面広告を出す犯人アプリの容疑者から除外しましょう。
使用している画面で広告を表示していない、もしくは広告を表示しにくいアプリを絞る
大手アプリが除外された後は、残るはマイナーなアプリや個人製作のフリーアプリなどです。
これらは、大手アプリと違い関連コンテンツでの収益ではなく、広告のクリック自体に収益を依存している可能性が高いです。
そのため、いかに広告をクリックしてもらうかがカギとなりますので、大手アプリと比べて過激な広告の掲載方法を実施していることも。
一度疑わしいアプリの画面を開いてみましょう。
アプリ画面に広告が表示されているものは基本的にセーフですが、広告が表示されていないアプリは要注意。
こういったフリーアプリは、操作画面以外に広告を仕込んでいる可能性が高いです。
残った容疑者アプリのGoogle Play画面を確認し、広告が表示される仕様か、レビューも込みで確認
ここまでくると対象のアプリはかなり絞られてきたのではないでしょうか?
最後の仕上げとして、そのアプリの仕様をGoogle Playで実際に検索して確認してみましょう。
操作画面には広告が表示されないのに、以下の画面のように、「広告が表示されます」という記載があればビンゴです。アプリで広告が表示されるエリアがなかったのに、「広告が表示されます」っておかしいですよね。
こういった経緯があり、このカメラアプリがホーム画面に広告を出しているという結論が出ました。
念のためにGoogle Playのレビュー欄も確認してみたところ、全画面広告についての言及もありましたのでほぼ確定。
アプリ自体の出来は良いだけに、結構残念な評価ですね。
本アプリをアンインストールしたところで全画面広告はなくなりました。
これはウィルスによる仕業ではないので、全画面広告が気にならない方はアプリを使い続けても問題ないと思いますが、気になる方は別のアプリに移るなりしたほうがいいかもしれません。
僕自身、野良猫を脅かさないように撮影したいために静音カメラアプリを入れましたが、実際ほとんど使わなかったし……
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アプリの仕様は途中で変わることがあるので注意
急に全画面広告が表示されると「何だ!? 最近入れたアプリが悪かったんか??」と関係ないアプリを片っ端から消してしまう方もいますが、それでは犯人もわからず、無害なアプリを消すだけで改善もされないので気を付けましょう。
アプリはある日突然バージョンが更新されて自動アップデートされることもあるので、今までは何もなかったのに、急に全画面に広告が表示される仕様に変わることもよくあります。
そうなってしまったら落ち着いて候補を一つ一つ潰していきましょう。
全画面広告を表示するアプリはそれほど多くない
最初に全画面広告を見たときは僕もギョッとしました。
しかし、この手の広告は先に述べた通り、利用者の心象が非常に良くないため駆逐される傾向にあります。
特に日本製のアプリはこの手の広告を使っていることはほとんどないと思います。
「悪い評価をつけられたくない」「炎上したくない」という日本人の気質ですかね。
一方で外国製の一部のアプリは「広告が鬱陶しい」ということよりも「利益を上げたい」という意図が強いため、ガンガン広告を押してくるものがよく見られます。
広告はあくまで広告なので、害になることはありませんが、気になる方はこの記事の方法で絞り込み・整理をしてみてください!
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