最近CHEMISTRYが活動再開しましたね。
2001年から活動を始めて2012年に活動休止、そこから5年の時を経てまた僕らの前に戻ってきてくれました。
ケミストリー、約5年ぶりに活動再開へ 堂珍嘉邦が理由を語る – モデルプレス
僕は彼らのスッゲぇファンってわけじゃないけど、1回ライブ行ったんですよ。
もうね、超感動。
プロだから当たり前なのかもしんないけど、二人とも超歌うまいのな!
それまではそもそもライブというものにすら行ったことが無くて、良くてミュージックステーションとか紅白歌合戦でCD以外の歌を聞いてたくらいだったから、それはそれは衝撃的なライブでした。
歌手と言えどコンディションの違いっつーのはあって、紅白とかで実際に聞いてみると「意外とヘタなんだな」とか思う歌手が多い中で、彼らは別格。
もう感動して感動して、「俺もあんな風に色々な人に感動を与えられるようになりたい!」とか若干涙浮かべながら胸躍らせてて、気付いたら上京してました。
そんなことをふと思い出した今日この頃……とか言っときながら、ライブ行く前はかなりダルかったのを覚えてます。
もくじ
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マジで行く気がしねぇ……
あれは僕が21歳の頃……
僕は毎日目標はありながらそれに近づこうという努力もないまま自堕落な生活に嵌っていました。
やることがない。なーんもやることがない。
そんな時、友達のN君から1通のメールが。
「CHEMISTRYのライブ一緒に行かない? チケットが2枚あるんだ」
実はこのN君、高校時代からの付き合いで、その関係はちょっと薄い本が出せるんじゃないかと校内で噂されるくらい親密なものだった。
僕がトイレに行けば彼が、彼が売店でパンを買えば僕が……といった具合。いや、特に意識して合わせてたわけじゃないんだけど。
放課後だって一緒にゲーセン行ったりカラオケ行ったり……
まあそんな感じで高校時代の青春にかなりの時間をシェアした彼が、僕をライブに誘ってくれたんだ。
ただ僕は乗り気じゃなかった。
まず当時はライブというものの良さを理解していなかった僕は「何が面白くてファンでもないアーティストの歌を聴きにいかにゃならんのだ」という偏見があった。
確かにCHEMISTRYは知ってる。カラオケでN君とそれなりにデュエットとかしてた。
でも足を運んでわざわざ歌を聴きに行くほどでもない……そんな価値観
そして何よりその2枚のチケットが用意された理由が重かった。
(N君が)好きな人と行こうと思ったら、フラれてしまった――
重い。重すぎるよN君……
もはやこれはN君の慰安ライブだよ……
好きでもないアーティストのライブに! 傷心の彼と! 慰安ライブイェーー!!
え? なんなのこれは
誰が得するの? 唯一得してるのは僕のチケット代が無料なことくらいじゃないかな。それでも興味ないアーティストなんだが
しかもこちらは男真っ盛りの20代前半。野郎二人で野郎二人のデュエット観に行くわけ? 意味わかんない
なんか適当な女の子誘って行くとかの方がずっと建設的なんじゃないかとすら思ってた
そんな理由で僕は非常に行きたくなかった。断りたかった
でも、他でもないN君からの誘い……それだけは非常に嬉しかった。
というわけで僕は複雑な気持ちを抱きながらライブへの同行を承諾した。若干「当日俺体調くずさねぇかな」とか自分に願掛けた
衝撃。ただただ衝撃
「おいすー。」
特にテンションも上がらないままN君と当日に合流。
もう完全に消化試合な心持ちで会場入り。はぁダルい
とかなんとか言いつつもライブ自体は初体験なので妙に緊張する。
自分のやりたいことでもないのに緊張するという事実に若干損した気分。
N君も大人しい人なので、僕らの周りは当時すごい負のオーラが漂ってたと思う。
そんなことを考えている間に開園。
照明が落とされ、真っ暗。若干ざわつく会場……
次の瞬間、大音量で出てくるCHEMISTRY二人の声!
オイオイオイ前奏とかねーのかよビビるわーーーー!!
と、思ってたんですがその曲自体前奏が無い曲でした。(「空の奇跡」って曲)
ビックリした。たしかに大音量に驚いたのは確かなんだけど、それより何より驚いたのはCHEMISTRYの歌唱力!!
まさに口からCD音源。ヤバい
しかも川畑はその日風邪を引いていたんだって。ヤバいよ風邪だよ?
俺風邪ひいた日に声出そうと思ったことないわ。ましてや歌なんて
そんなコンディションでも音外さないのなー!
プロだ。まさにプロ
このへんで僕の心は完全に彼らに奪われてたと思う。このへんってまだ1曲目なんだけど
それからの1曲1曲の僕の感想は
すげええええええ!!!
うめええええええええ!!!
やべえええええええ!!!
鳥肌ーーーー!!!
わかる? 20歳超えた大人が小学生みたいな感想しか言えないのよ?
そんな名曲揃いのラインナップ中、僕の心を一番つかんだ曲は
「約束の場所」という曲
まあ簡単に言うと「夢への努力はは頑張った分だけ自分に返ってくるで」というきれいごとに生クリームの甘ったるさをトッピングしたような歌なんだけど、当時自堕落ながらも「何かを成したい!」とかアホみたいな漠然とした思いを持っていた僕のピュアーな心を打つには十分すぎるほどの戦闘力でした。
もう涙。涙涙の大涙。
ごめんN君。「ダリぃ」とか思っててごめん
彼らは素晴らしいアーティストだったよ!!
そう思った僕は早速金もないまま上京を決意し、程なくして東京生活を初めてもうすぐ10年にもなろうかというところです。
あの時もしライブに行ってなかったら。もしあの時N君が女の子にフラれてなかったら。(N君ごめん)
多分僕は今も地元で引きこもってうんこ製造機をやってたかもしれません。
サンキューCHEMISTRY
アイラブCHEMISTRY
ツアートラックの前でパシャリ。この時はもう航空機のチケットの空きとか検索してたと思う
こんなこともあったので、今度N君に「CHEMISTRYのライブ行かない?」って誘ってみようかなと思います。N君も最近上京してるので
このことから思うのは、みなさんも何か興味が無いことでも、新しい経験をする機会があったらめんどくさがらず手を出してみてください。ってことです
何かしら自分のマンネリだった日常を変えるような出来事に出会えるかもしれないよ!
ホント、ライブって楽しいわーーーー!!
あ、ちなみに俳優になる夢はまだ途中です。てへへ
エンド
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