いきなりですが、バイクに乗って人生前向きになれました。せいじ(@seiji_1986)です
人生を楽しむ秘訣って何なんでしょうか。行動力のないころの僕はそんなことばかり考えてました。
でも、答えってシンプル。
行動力がないからなんです。
自分の行動力のなさから目を背けて、環境や周囲の人たちのせいにする……あの頃の僕はそんなことばかりしていました。そんなことしたってみじめなのは自分なのにね
今回は当時の僕と同じように人生に行き詰まり気味なあなたのために、バイクの楽しさ、そしてバイクが教えてくれたことをお話しようと思います。
もくじ
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人生つまんないなら、バイクに乗れ!!
世の中には乗り物がいっぱいあります。
車や電車、飛行機に珍しいトコだとセグウェイとか。
僕は乗り物が好きなので大抵のものには乗りました。4トントラックとかも
その中で、ぶっちぎりに楽しかった乗り物がバイクでした。
当時、貴重なバイト代を元手にローンを組んで買いましたが、今でもそのことは全く後悔していません。
それくらいバイクという乗り物には魅力があります。
バイクの魅力・バイクに乗るメリット
バイクが大好きな僕は一晩中語り通してもなくならないくらいバイクの魅力を感じていますが、今回は記事のタイトルにもあるように、「人生が変わる」という視点でその魅力を語っていこうと思います。
維持費が安い
人生変わるにせよなんにせよ、まずバイクの維持費が高いと乗ろうとも思わないよね。
ハッキリ言って、バイクの維持費は安いです。
僕は大学生の時に400ccのバイクを所有していましたが、維持費的には余裕でした。マフラー変えたりプラグやキャブレター弄ったりというライトなカスタムであれば、大学生のバイト代(10万以下)で賄うことができます。ノーマルならそれ以下で維持可能。
バイク本体の価格は60~70万として、純粋な維持費として
- ガソリン代
- オイル交換等の消耗品
- 自賠責保険
- 任意保険
- 軽自動車税等の税金関連
- 車検(2年に1度)
これらを合わせても年間15万円に届くか届かないかという程度。あと僕の場合は住んでいるところが田舎だったので駐車場代がかからなかったのも大きいですね。都市部は駐輪台でもけっこうするよね
とにかく、純粋なバイクの維持費はこんなもんです。
バイク仲間ができる
バイクに乗ってて、ツーリングとかに出かけた道中に道の駅やサービスエリアに止まっていると割と他のバイク乗りに声をかけられます。
たまたまだったかもしれませんが、声を掛けてくれた方々は結構おとなしめで、当時人見知りビンビンだった僕でも緊張せずに話せる人が多かったです。バイクで日本一周してる途中の人とかもいたよ
また、一人のツーリングも楽しいですが、複数人で出掛けるツーリング(マスツーリング)もまた別の楽しみがあったり。
たとえば目的地の途中でおいしい蕎麦屋さんなんかに寄ってワイワイ昼食とったり、みんなで温泉に入りに行ったり……一人で楽しむには手に余るアクティビティーでも、複数で出掛けるとめっちゃ楽しいです。
個人的にマスツーリングのベストな人数は3~4人。これ以上だと一人一人の希望の寄り道先なんかが通らず学校の遠足みたいになっちゃいます。
バイク仲間ができると、特に何か用事が無くても「ちょっと走りに行こうぜ」みたいな約束ができます。目的なんて走ってるうちに面白いものが目に飛び込んでくるからそこで見つければいいもんね!
バイクに乗ると脳の前頭前野が刺激される
タイトルにもある通り、これが一番アピールしたい点です。
「脳トレ」って言葉は最近よく聞きますよね。テレビ番組やゲームなんかでも脳トレを題材にした番組やソフトが続々と売り込まれてます。
それと同じでバイクにも脳トレ効果があるんです。
これはバイクメーカーで有名なヤマハが東北大学の川島隆太教授(ニンテドーDS「脳トレ」を監修した人物)と共同で研究したもので、ギア付きのビッグバイクに週1~2日乗っている人は脳全体、特に前頭前野が活性化されているとのこと。
自動二輪を生活のなかで使用すると、さまざまな認知機能が向上することがわかった。特に記憶力や空間認識力が上がる。また、メンタルヘルスに関するアンケートを行なっても、ストレスが軽減し、精神的によい状態に変移したという。これによってバイクを2か月間使用した被験者は、体調がよくなったり、ミスが減ったり、なにごとにも楽しめるようになったそうだ。
前頭前野が活性化されると「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」「応用する」などの人間らしい生き方の根幹となる能力が向上します。
僕自身、バイクに乗るのが楽しいので色々なところへ旅をして、コミュ力がだいぶ鍛えられました。
行動力のなさに定評のある僕が、田舎である熊本から思い立って上京を決心したのもバイクに乗り始めてからというのがあるので、この研究結果はかなり信憑性があると思います。
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バイクでの色々な体験があったから、今の僕がある
バイクに乗り出す前の僕は、学校の成績も下の中、運動も中の中、特技は何かと聞かれても返答に困るような、中途半端が服着て歩いてるような人間でした。
そんな僕がある日「楽そうだから」という理由でピザ配達のバイトを始めたことがきっかけでバイクの楽しさに気付きました。
ピザの配達は原付だったのですが、それでも今まで運転した乗り物の中で一番気持ちが良かったですね。
それからすぐに「大きいバイクってどうなんだろう?」と思うようになり、すぐに自動二輪免許を取りました。
結果、バイクの魅力に更にハマることになりました。
僕が乗っていたのはKAWASAKIのZRX-Ⅱ(400cc)というバイク。
どう? かっこよくない!? ほぼノーマルでコレやで
当時このマシンが店頭に並んでいたとき、見るだけでは物足りなくなってきた僕は意を決して店のおじさんにお願いしました。
ぼく「エンジンかけてみてもらえますか?」
そう聞くと店のおじさんは快諾。キーを差し込み、店内に鳴り響くセルモーターの音。
「フォオォオオオオォオン!」
脳天を心地よく通り抜けるマルチ(多気筒)の排気音。
あーダメだ。気付いたら僕はローンの申込用紙に記入を始めてました。自分でも驚くほど速い決断だった
今は亡き2ちゃんねるのバイク板にこんな名言がありました。
お前が1年我慢しいる間に、俺たちは慣らしを終える。
お前が2年我慢している間に、俺たちは日本を1周している。
お前が3年我慢している間に、俺たちは無数の出会いと別れを繰り返している。
お前が4年我慢している間に、俺たちは気付くだろう『バイクとはなんぞや?』
お前が5年我慢している間に、俺たちは愛車に無数の傷が付き一心同体となっている。
お前が6年我慢している間に、俺はローンを終えている。
イヤッッホォォォオオゥオウ!
このバイクに乗って僕は山を越え、海を臨み、色々なところへ行き色々な人と話しました。
ある時は道の駅で日本全国をバイクで旅する人と、ある時は港で花火を楽しむ団体と。
色んなものを見たなあ。いろんな話を聞いたなあ。
大学生当時60回払いというローンを組んで当時としては大きな買い物でしたが、それを超える大きな「経験」という財産を蓄積することができたと思ってます。乗ればわかるさ!
危険だからこそ、生を感じられる
バイクに乗るという話をすると、少なからず「転んだらどうする」「危険だ」という類の反対意見を聞くと思います。
僕も実際反対されていましたし、転んだだけでも結構な怪我になるので間違ってはいないと思います。
でも、死を近くに感じるからこそ生きている実感や喜びを感じられるんだと僕は思います。
バンジージャンプやスカイダイビングって、マジで怖いですよね。
あんな飛び降り自殺みたいな真似をして何が楽しいのか……僕も前はそんな風に考えてました。
でも、バイクに乗って生きる楽しさを知ってからは、それらのアクティビティも「生きる喜びを感じるための遊び」だと思うようになりました。
そう、バイクも「遊び」なんです。そして、遊びは楽しい。苦にならない。
ツーリングで300kmの距離を走破したとき、身体はクッタクタでした。でも楽しかった!
雨でびしょ濡れになった後、山中を走って凍え死ぬかと思いました。でも楽しかった!
真夏に半袖で走ったら、日焼けがヤバくて3日間動くだけで悲鳴を上げてました。でも楽しかった!
危険だけど楽しい、それがバイクです。
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バイクは人生を見つめなおすきっかけになる!
今の時代は若者の自動車離れに続き、バイク離れも深刻だと聞きます。
こんなご時世だからこそ、これといった趣味もなく、家計が火の車でもないのなら是非バイクを一度所有してみることをおススメします。
車や電車、バスといった便利な交通手段もありますが、常に「風」を感じながら自分をその場所に連れて行ってくれるのはバイクだけ。
僕自身、今となってはそのバイクを上京とともに売却してしまい、10年ほど乗っていないんですが、チャンスがあればまたバイクに乗りたいと思ってます。今度は大型自動二輪免許を取って、さらに選択肢を広げてみたいなあ
それが今の僕の目標でもあり、バイクが好きなみんなと分かち合いたい楽しみですね。
バイクにまたがった瞬間のあの開放感とワクワク、あれは何物にも代えがたい「少年の頃の冒険心」を思い出させてくれました。
バイクは車などに比べて不完全な乗り物です。
しかしその不完全を楽しみ、苦楽を共にしたことで抱いた充実感は、僕の人生を確実に良い方向へ導いてくれた……
そんな話です。
エンド
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