自分の見た目、あんまり好きじゃないです!! せいじ(@seiji_1986)です
めっちゃわかる。
もう一度言います。
めっちゃわかる。
僕自身、この悩みで色々なチャンスや楽しみを逃したことがあって、全くバカにできない問題だと思ってます。
この症状がさらに進行すると「身体醜形障害」と呼ばれ、重いものだとうつ病や自殺にも繋がりかねない心の病気です。
今回はそんな「自分の外見」に振り回されてしまうあなたのために、僕が外見コンプレックスを克服した方法を紹介します!
もくじ
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外見のコンプレックスは自己開示で和らげよう
外見コンプレックスを和らげ、自分自身を受け入れる方法は「自分の外見の悩みを誰かに打ち明ける」です!
これを心理学用語で「自己開示」といいます。
親しい人に自分の悩みの一環として外見にコンプレックスがあることを話してみましょう。
コンプレックスを人に話すのはとても勇気がいることですが、話してしまった後はきっと晴れ晴れとした気持ちになるはずです。
他にも「外見以外に自分の得意な分野を伸ばす」などの方法で外見コンプレックスを克服する手はありますが、結果が伴わない場合落ち込んでしまいますし、効果が表れるのに時間がかかってしまいます。
まずは自己開示で自分の悩みを表に出してみることで心の安定を図ってみましょう。
自己開示することで心の負担が大幅に軽減される
「悩み事を家族や友人に正直に打ち明けた結果、スッキリした」という経験はありませんか?
これはカタルシス効果と呼ばれ、自分の心の中に潜む不安や葛藤を自己開示によって表に出すことで悩み自体を和らげる作用を持っています。
それにプラスして、自己開示が持つ「相手との親密性を高める」という作用が加わって「外見で悩んでいるのは自分だけではない」という共感が生まれ、それまで一人で抱えていた外見コンプレックスが大幅に軽減されます。
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鏡を見るのも写真を見るのも苦痛だった過去
僕は昔からあまり自分の容姿が好きではありませんでした。
何より、小さいころから母に「あんたの鼻はブサイクだ」のように容姿に関するネガティブな評価をたくさん投げかけられていたからです。
そうして思春期を迎え、ハッキリとした自我というものが芽生えてそのコンプレックスはさらに増大。
その勢いは社会人になってからも消えることはなく、むしろひどくなる一方でした。
容姿が気になりすぎて、鏡を見ては「なんでこんな顔に……」とため息をつく日々。
それでも、一歩外に出るとそんなコンプレックスを知られまいと、すました顔で過ごしていましたが、家に帰ると自己嫌悪に押しつぶされそうになっていました。
今だからこんだけぶっちゃけられますが、地獄の日々でしたね。
そんな当時の僕を救うきっかけになってくれたのは、僕の妻。
もしかしたら「妻」と聞いて「結婚できるくらいの容姿なら、外見コンプレックスとか贅沢な悩みやろ!」と思う方もいるかもしれませんが、こういったコンプレックスは客観的に美男美女であるとか、あるいは醜男醜女であるとかは関係ありません。
自分がその容姿を「自分」として受け入れられるかが問題なのです。
話を戻すと、ある日酔った勢いで自分の外見コンプレックスを妻に話したところ、思った以上に親身に聞いてくれて、妻自身の悩みも打ち明けてくれたんです。
ちょっとその時の会話を追ってみましょう。
これだけのやりとりで僕の心はめちゃくちゃ軽くなりました。
……若干ノロケの入ったような会話でしたが、何か気付きませんか?
そう、容姿に関する物理的な問題は何一つ解決していないのです。
妻に話しても目の下のクマは消えないし、妻が僕の鼻を好きだとしても、母にとってはブサイクな鼻なんです。
でも心はめちゃくちゃ軽くなった! ふしぎ!
なぜこれだけの会話でこんなにも心が軽くなったのかというと、まず妻が僕のコンプレックスを「受け入れてくれた」ことで自己開示が成就し、カタルシス効果をもたらしています。そして、妻が自分なりのコンプレックスを僕に「打ち明けてくれた」ことで、今度は「外見で悩んでいるのは自分だけではない」という共感も生まれています。
このように、心理学的な見方をすると、人の心を動かすのに十分な材料がこのやり取りの中にはたくさん詰まっています。信頼のおける人に外見コンプレックスを打ち明けるのはこんなにも大きなメリットがあるんですね。
ここで出ている以外にも嫌いな身体のパーツはいっぱいあるので、今でも僕は自分の外見は特別好きというわけではありませんが、以前のように鏡を見るたびにため息をつくことはなくなったし、大嫌いだった「自分の写真を撮られること」も苦ではなくなりました。
自分の見た目を無理に意識して好きにならなくても、受け入れられればそれはもう克服したということです! やったね!
「外見が変われば解決」ではない
確かにその可能性はゼロであるとは言い切れません。
しかし、その原因はマイナス思考にあるため、整形などで外見が変わったとしても完全には解決されず、新たな外見コンプレックスが作られることになってしまいます。整形依存とかはまさに外見コンプレックスとマイナス思考が生み出した悲劇ですね。
こういったマイナス思考に繋がる感じ方のことを心理学では「認知の歪み」と呼んでいます。
人間は感じるままに答えを出そうとすると、どうしても思考に偏りができてしまいます。
外見コンプレックスもその思考の偏りが生んだ認知の歪みであり、それは普通に生きていてはなかなか気付けないものです。
認知の歪み・マイナス思考を解決するには、その悩み事を紙に書き出し、それらの問題を整理する「コラム法」というメソッドが効果的。
関連記事:落ち込みやすい人必見!マイナス思考は「コラム法」で改善しよう – にちプチ 【Nichi-Petit】
見方を換えると「自分に対する自己開示」ともいえますね。
外見コンプレックスを誰かに話しても、ふと不安を感じてしまった時は、コラム法で問題を整理し、自身を合理的な思考に導くようにコントロールしてみましょう。
この世に万人が受け入れる「絶対的な美」というものがないように、万人が嫌う「絶対的な醜さ」というものもありません。
程度の差はあれ外見コンプレックスは自分の偏った考えが生んでいて、考え方ひとつで弱点にも強力な個性にもなるということを覚えておいてください。
また、外観コンプレックス自体も完全な悪というわけではなく「美しくいよう」というポジティブな感情の原動力になり得るのです。
すべては極端な考えに及ぶ「認知の歪み」が悪であり、それを改善すれば外見コンプレックスに振り回されることもなくなります。
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外見コンプレックスは誰かと共有して克服しよう!
外見は勉強や運動と違ってトレーニングで変えることが難しいものですが、あなた自身の考え方ひとつで大きな武器にもなります。
そして、大なり小なり誰もが外見コンプレックスを持っていて、常に自己矛盾を抱えて生きています。
その外見コンプレックスはあなただけに与えられた試練ではありません。つらくなったら誰かとそれを共有しちゃってもいいんです。
自分だけで抱えず、みんなで分かち合って少しずつ外見コンプレックスを乗り越えていきましょう!
そんな話です。
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