【ほぼバックレ】人間関係で会社を突発退職したけど、良かった!

会社を突発退職
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「職場の人間関係がつらい……でもこんなことで辞めたくなるって自分が甘えてるのかな?」

そんなことありません。断言します

「そんなのは甘えだ!」なんて言う人は、厳しい自分に酔っているか、体よく言うことを聞く奴隷を探しているだけの奴らです。

今回は職場の人間関係に悩んで追い詰められている人のため、僕自身が会社を突発退職した体験談と共に「辞める際何を気を付けるべきか」「辞める時どんな心構えでいるべきか」ということを伝えていきたいと思います。

心構えさえしっかりしていれば、辞めた後は罪悪感より安堵感のほうが大きくて、職探しや私生活にも前向きになれますよ!

もくじ

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こんな人のための記事です

  • 上司の理不尽な言動に耐えられない
  • 人間関係で仕事辞めたいけど、そんな自分に後ろめたさを感じる
  • 同じ境遇の人間の体験談を聞きたい

僕が突発退職した経緯

ここでは僕が会社を突発退職した経緯を体験談と心理描写もあわせてご紹介します。

直属の上司の理不尽な言動

皆さんの職場にも少なからず「理不尽な人」っていると思いますが、これがそもそもの退職の原因ですね。

その上司はもともとこの職場でも敬遠されがちな人間だったんですが、運悪くそいつと僕ががっちりタッグを組むポジションになってしまいました。

そして、その上司の理不尽な言動というのは以下のようなもの。

  • 入社1日目で何もわからない文書を「まとめといて」と丸投げ
  • わからないながらも、何とか理解しようとしばらく内容を確認していると「いつまでやってんのさっさと終わらせてよ」
  • 初めて見聞きする単語に対して「こういうことですか?」と類推しつつ質問しても「そんなの自分で考えてよ」
  • 提出するでもない資料を内容確認のため印刷して渡すと「文字が小さい。読む気しない」
  • 外部の下請けの会社さんに対しても「仕事なめてんの?」と横柄な態度

これらの出来事が様相を変えて毎日毎日繰り返されます。

正直「どうやったらこんなひねくれた人間が出来上がるんだろう?」ってくらいヤバイ。

こんなこともあって、僕の前任者は2週間でバックレたみたいです。

味方のいない職場

社会人となると、何か問題があったときに「なんだ? 文句あんのか?」みたいな行動は絶対NGです。

ということで、さらに上の上司にこのことを相談。

しかし

「上司からかなり無理なことを言われるので困っています。どうしたら良いでしょうか?」

という相談に対し

「そういうことは当人同士で解決して」

というお返事。ほったらかしの極致

そのほかの先輩に相談を持ち掛けても「んー、あの性格だから……」とあきらめている様子。

離れた位置から見れば「キツイ人」で済みますが、組んで仕事している以上その被害からは逃れられません。

僕はその他の人と仲良くしつつも、根本的には解決しない問題に悩み続けました。

蝕まれる心と身体

そんな日々が1ヶ月も続くと、体にも変化が訪れます。

気付いたのは妻。

「ねぇ、最近顔色悪いよ」

そう言われたので鏡を見ると、顔面蒼白の幽霊みたいな老け顔がうつってました。

この時点でうすうす「この職場はヤバイ。辞めたほうがいいのかな」と思ってましたが、まだ行動には至らず、翌日以降もフラフラする中会社へ。

この頃になると体調を崩すことが多くなり、病院に行ったり会社を休んだりを繰り返し、ごまかしごまかし働いていました。

しかし、そうして積み上がった仕事がほとんど片付かないまま年末を迎え、そのまま年末年始休暇へ。

ついに年始明けに行動に出る

1週間ほどの年末年始休暇を終え、新年初出勤となる日、事件は起きます。

「会社行きたくない」

朝の準備の最中に動きを止めてポツリ。

僕の中に無邪気な子供のような、思いつめた大人のような、御し難い感情が襲ってきました。

それから思うように体が動かず、呼吸が荒くなり座り込む。

「うつ病に片足突っ込んだ状態」というところですね。

心配する妻を脇目に、必死で会社の責任者にメール連絡。

それは「今日休みます」ではなく、「もう続けていく体力も情熱もありません」という内容。

返ってきたメールも「残念ですが承知しました」と淡白なもの。これはこれで大事にならず良かったかも

こうして、僕の3ヶ月ほどの辛い職場体験は幕を閉じました。

最初は退職について後ろ向きな僕でしたが、妻の理解と支えもあり、結果としては辞めて良かったと思います。

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退職を決意した理由

この件は、思い出すのも憚られる話でしたが、今冷静に思い返すと悩みつつも退職を決意した決定打は3つありました。

この項では自分を動かした退職理由を明確にして説明します。

覇気のない休日

就業中はとにかくつらい毎日だったので、休暇中は心と身体を修復するので精一杯でした。

基本的に外出はほとんどなく、家でもお酒を飲んだりダラダラしたり。

妻が気分転換にと外出を促すも、疲れたような、ボーっとしたような、フワフワした気持ちで歩いているだけ。

正直、傍から見ていても気が滅入るような状態だったと思います。

終わらない無気力が家庭を壊すことが怖くなったのは退職を決めた一つの理由でした。

見えない未来

人間というのは、苦しみの先に達成感があるから頑張れるものです。

日々の仕事でいえば

  • 出世(派遣なら社員登用など)
  • お金
  • 得られるスキル

こういったものがあると、つらくても頑張れると思います。

しかし、その職場はこれらのどれもありません。強いて言えば給料がちょっぴり良いだけです。

給料については後述しますが、それ以外も絶望的にありません。

スキルも身につきませんし、労いの心なんて1ミリもありません。

「この会社での経験を糧にステップアップ!」という未来が全く見えない状況も、退職を決めた理由です。

減る給与

先ほど触れた給与ですが、派遣社員にしては結構な単価の時給を提示されました。

最初僕はそれを見てラッキーだと思ったんですが、実際は

  1. 体調崩して会社休む
  2. 病院に行く

これらが重なることで働かない分の給与が引かれるどころか病院分マイナスになっていました。

気が付けば、やっすいやっすい給与だった前職の3分の2ほどしか貰えておらず、何のために働いているのか分からなくなりました。

退職を決めた単純にして最大の理由はこの給与の問題です。

退職するときに気を付けること

新年明けに突発退職というバックレ常習者も笑っちゃうようなファインプレーを決めた僕ですが、以下のことはしっかりとやりました。

  • 派遣先責任者への連絡
  • 派遣元会社担当者への連絡
  • 派遣元オフィスへ訪問して顛末報告(後日)

仰々しく書いてますが、何も大それたことはしてません。ただ関係者に辞意を伝えて後日経緯を説明しただけです。

理由をきちんと説明して、それが筋が通ったものであれば文句は言われません。

特に派遣元にはそれをきちんと伝えつつ、突発退職したしまったことは誠意をもって謝ったので、除籍にもなりませんでしたし、その後の仕事も紹介してもらえました。

おそらく、この問題は前任者の時点で認知はしていたのでしょう。

正社員派遣社員バイト関係なく、今「会社を辞めようかな」と考えている人は、絶対に無言で辞めず、きちんと辞意を伝えつつ、顛末は報告しましょう。

それが賠償・訴訟やあなたの社会的信用の失墜を避ける唯一の手段です。

それらの手続きがどうしても億劫な人は退職代行等のサービスもありますので、きちんと手続きだけは踏むようにしましょう。

関連記事:【もう限界】パワハラ気味の派遣先をスッパリ辞める方法! | にちプチ 【Nichi-Petit】

人任せでも、無言で辞めるよりは何万倍もマシです。

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理不尽な人間に自分の身を削って付き合うことはない

これだけ心を削られて、今まさに職場の人間関係に苦しんでいる人に対して思うのは、「マジで無理しないで」ということだけです。

そのつらさを耐えて耐えて耐えまくっても、本当の意味であなたを評価して労ってくれる人はいませんし、それが自分の糧となり未来を切り開くわけでもありません。

残るのはつらい思い出精神科の領収書だけ。

だから、職場の人間関係が原因で会社を辞めるのは何も恥ずかしいことではありません。

世の中には、何かを勘違いして人の心に土足で踏み込む人間がたくさんいます。

それが自分に降りかかってきたときは、逃げるしかないんです。

そんな人間と張り合ったり、こちらから手を出して人生を棒に振るのは損です。

もっと自分らしくいられる場所は必ずあるので、無理はしないでください。

心と身体のどちらかが元気なうちは、人生どうにでもなる

退職にすぐに踏み込めない方のほとんどは「辞めた後のキャリア」に対する不安があることが原因。

それは「辞めた後、新しい仕事があるか」であったり、「転職を妥協してもっとひどい会社に入ってしまうんじゃないか」ってとこでしょう。僕もそうでした

しかし、キャリア云々といいつつも、結局仕事は大部分の人にとって「お金を稼ぐ手段」でしかありません。

ならば「今の状況(職種・職歴)にしがみつかなくても生きていける」ということですから、今と違うことをしてもいいと思います。

僕自身、当時とは業界の異なるSEとしての人生を30歳超えてからスタートし、日々勉強しつつ何とか頑張れているので、下手なプライドにしがみつかない限り、心と身体が元気なうちは、どんな形であれ仕事にありつくことができます。

そのために心が軽くなる記事を書いてるので興味があれば読んでみてください。

関連記事:「最悪、期間工やればいいや」と考えると退職なんて怖くなくなる | にちプチ 【Nichi-Petit】

この記事を通して伝えたいことは「あなたにはまだまだチャンスがある」ということです。ほんとにヤバくなると、思考自体が停止して「辞めたい」とすら考えられなくなります。

つらい日々に翻弄されて見落としがちですが、そういったチャンスをしっかり見つめて未来を決めてください!

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