はじめに言わせてもらいます
年上が好きだーーーー!!!!
はい。
この記事を読みにきていただいたあなたは、きっと年下彼氏と付き合ってはいるものの、どう接してよいかが分からず困っているのでしょう。
私のどこを好きになってくれたんだろう? 私に何を期待してるんだろう?
そう考えちゃうのは仕方ない。
おまけにネット上では「年上彼女」と聞くやいなや、やれ「ババア」だの「BBA」だの「ババア」だのと、バカの一つ覚えのようにババア連呼する方々がいますが、すごく傷つくし不安になりますよね。
でも、そういう人はまず年上女性とまともなお付き合いをしたことがない方々です。想像上の年上女性を叩いているだけです
実際、年上彼女とのお付き合いはとても楽しかったし、僕はその女性と結婚もしました。
そこで、ネットにあふれる変なデマに毒されないように、年下彼氏に対して正しい認識を持ってもらい、素敵なお付き合いを続けてもらうために「年下彼氏の思考」について語ります。
もくじ
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年下彼氏が彼女に求めること
年下彼氏があなたに求めるものは何だと思いますか?
社会人としての経済力? 大人の女性としての男性経験? 年齢を経て培った忍耐力?
どれも違います。
都合のいい彼女としてならそうかもしれませんが、あなたを好きになってお付き合いを始めたのならば上で挙げたものは特に求めていません。まあ経済力と忍耐力はあったらラッキーくらいのレベル
男性というのは心の底では「何事にも常にトップでありたい」という気持ちを抱いています。
しかしそれは「女は俺より下だ! 黙って何でも言うことを聞け!」という独裁者じみた思考ではなく「へへっ、僕ってすごいでしょ!」という子供のようなもので、いわゆる「承認欲求」が関連しています。
そして年下彼氏は承認欲求を満たすために、あなたに対して以下のような3つの関係を求めています。
- 甘えたい→お姉さんのような関係
- 甘えられたい→妹のような関係
- 対等な関係でいたい→友達のような関係
一見それぞれが反発しあうかのような、この3つの関係を上手く使って男性の欲求をコントロールすれば、年下彼氏との良好な関係を保つのは決して難しいことではありません。
年下彼氏はあなたに甘えたい!
男性というのは基本的に甘えん坊な生き物です。
自立した人間でいることを男のステータスとして硬派であろうとしますが、心の底では女性に対し「癒し」や「安らぎ」を求めています。つまりマザコン的思考やな
ところが、承認欲求が強い男性ほど年下に甘えることを恥だと感じており、そんな男性が甘えることに抵抗が少ない対象が目上の人間です。お母さんやお姉さんもこれに入ります
だから年下彼氏が仕事などで辛いことがあったり、ミスしてしまった時は愚痴を聞いてあげましょう。
きっと普段は人に言わない弱音や本音を話してくれるはず。こういうところはほんま男はチョロいで
しかし、親身になりすぎて何事にも手を貸したりして母親のような甘やかし方をしていると、相手も勘違いしてあなたをないがしろにしてしまうこともあるので、あくまで「一女性として包容力を見せる」というスタンスが大事です。
恋人が見せる包容力とは、母親のような「世話焼き」ではなく、彼氏の努力は応援し、失敗は励ますなどの絶妙な距離感のある関係で、決してアレコレと口を出したり手を出すことではありません。
年下彼氏が見せる「甘えたい願望」は、主に落ち込んでいる時や気分が沈んでいる時に顕著です。
年下彼氏はあなたに甘えられたい!
前述した「甘えたい」という言葉の一見真逆に思えるこの条件、これも男性のダブルスタンダードな部分の一つです。ワガママ!
対等だと思っている年上彼女との関係でも、あなたの年齢が上である以上、心のどこかで「相手の方が上だ」と感じており、あなた自身にも年上であるが故のプライドがあります。
そんな年上彼女がプライドを捨てて申し訳なさそうに甘えてくると「僕のことを認めてくれたんだ!」「信頼してくれてるんだ!」と感じられます。
「立場が上の人間から頼られる」というのは、承認欲求を満たすイベントの一つ。
普段は甘えさせてくれる年上彼女が不意に甘えてくる時のギャップは、年下相手では味わうことのできない極上の気分なんです。
何か自分の不得意分野で困ったことがあった時は、自分で無理して解決しようとせず、年下彼氏を頼ってみてください。
頼りがいがあると思っていた女性が見せる弱い部分は男性を奮い立たせます。
そして「甘えられたい願望」が現れるのは、彼氏の仕事やプライベートが充実しているとき。
「俺ってもう無敵だぜ!」という空気が感じられたら甘えてみると、きっといい反応が得られるはずです。
年下彼氏はあなたと対等な関係でいたい!
甘えさせて、甘えて、最後は対等な関係!? 何ゆーてんのコイツ?
そう思う人もいるかもしれません。
男とは飽きっぽい生き物でもあるので、変化のない日常に辟易することも少なくないのです。
ひたすら甘えさせてくれる女性はお母さんに、ただただ甘えてくる女性は妹のようになってしまい、恋人としての感情が薄れてしまいがち。
どこかに「フラットな関係」というのが必要になってきます。
そこで、関係性のバリエーションとして「友達のように接する」というのが大切。
年下彼氏の意見に対して自身の豊富な経験で的確なアドバイスをくれて、公平な目で物事を見ることができる……そんな年上彼女はとても魅力的。
というより、大半がこのフラットな関係でいることで、年下彼氏があなたに甘えたい・甘えられたいという気持ちがより強くなります。恋愛関係においてギャップってホント大事
相手より年齢が上であることに「私の方がおばさん」と引け目を感じることはありません。この3つの関係を上手くコントロールすれば「年上彼女」は強力な武器となり、年下彼氏の心をしっかりとつなぎとめることができます。実際僕が繋ぎとめられてるし
割合でいうと5割対等に、3割甘えさせ、2割甘えるくらいで接すると新鮮な関係でいられます。ローテーションが大事
僕が年上彼女と付き合って良かったこと
僕が年上彼女と付き合って本当に良かったと思える部分を挙げていきます。
実際の交際において、彼氏がどんなところで喜びを感じているのか、一例を理解してもらえれば幸いです。
相手のことを尊敬できる
これは男女関係なく、順当に社会経験を積んでいった年長者に向けられる感情で、一女性として働いて社会に貢献し、地道に培ってきたものは尊敬に値します。
その社会経験が元となり、自分が知らなくて相手が知っていることなどを教えてもらった時は、素直に「さすがだなぁ」と思いますし、自分ももっと色々なことを勉強しなきゃいけないと感じます。
また、相手の女性が年下の場合は「背伸びしちゃって」とか「生意気に語っちゃって」とか思うようなことでも、年上彼女の言葉なら素直に受け入れられたりします。
年長者であることに対する無茶な期待と同時に、年少者に対する偏見が垣間見える一幕であることは否めませんが、年齢=経験という考え方は誰もが心のどこか抱いています。
経験が優しさに繋がってる
年上彼女は年下に比べて人生経験が豊富な方が多く、過去の彼氏との上手くいかなかった苦い思い出がそのまま優しさに繋がったりしています。
僕の至らない点があったときも「何やってんの! ムキー!」ではなく、「そっか、まあしょうがないよね。そういうこともあるよ」と理解を示してくれます。
また、相手が年下であることが感情のブレーキになり、円滑な関係に寄与しているようで、僕の妻いわく「年上の男だと許せないことでも、年下だと可愛く思えたり、まあいいかと許しちゃえる」とのこと。なんちゅう慈悲や……
一方で「今までの恋愛経験がなかったり、私たちが同年代だったら別れちゃってたかも」とも。年下で良かった
何事も無理に求められない
年上彼女は自分が年上=お姉さんであることを自認しているので、年下である僕に対して普段から「男でしょ!」「そんなこともできないの?」と無茶な要求を投げかけることはあまりありません。
そのため、年下女性とのデートにありがちな「男がリードしなきゃ」というプレッシャーも少なく、比較的対等な関係を築けます。
一方で僕が頑張ってリードしようとするだけでもとても喜んでくれるので、男性側も純粋に「女性とのデートって楽しいな」と実感できます。
また、厚かましい要求をされないことで「こちらも節度を持って接したい」という気持ちが芽生えるので相手のために素敵な時間を作ろうと頑張れます。
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年上彼女と付き合って苦労したこと
次に僕が年上女性と付き合っていてキツかったこと、苦労したことを紹介します。
基本的に年上彼女の人間性に問題があるものではなく、状況的に大変だったものばかりです。
結婚を急かされる
多くの年下彼氏が懸念するのがこの結婚問題だと思います。
僕の場合は「年上彼女の結婚願望が強すぎる!」ではなく、「相手のご両親の期待が大きすぎる!」ということでした。
特に僕の妻は結婚願望がほとんどなく、僕自身もそれほど結婚に憧れというものを抱いていなかったため、お互い楽しいお付き合いで止まっていました。
……が!! ある程度年齢を重ねた娘を持つご両親としては「結婚してもらって早く安心させてほしい」という気持ちが強く、本人同士が望まない結婚話を進められることも……
僕自身も展開が早くて混乱した部分はありましたが、年上彼女が僕の気持ちを理解しつつ両親との話もしてくれたので、その気配りに胸打たれてさらに好きになり、結婚を決めました。
逆に「親が結婚しろって言ってるんだから早く決めてよ!」と言われると、「急かされて結婚って、何の意味があるんだ……?」と気持ちが離れていたかもしれません。
出産の猶予が早い
「結婚適齢期」は人間が勝手に作りだした概念ですが、「出産適齢期」は生物が避けて通れない壁。
個人差はあれど、ダウン症などのリスクを考えると、20代~30代前半までが安全圏と言われているので、歳の差によっては自分が20代中盤の時、彼女は出産適齢期を終えている……なんてこともあります。
僕の妻の場合は積極的に子供を求めていないので最終的に子供ができる・できないは気にしていませんでしたが、「どうしても子供が欲しい!!」という人が年下彼氏と付き合うならば早めの決断が必要です。
彼氏は彼氏で「今の経済力じゃ子供は厳しい……」だとか「まだお互いがそこまで信頼しあえるかどうか……」なんていう悩みを持ってたりします。
その一歩を踏み出す勇気も必要なんですけどね。
収入格差がある
女性の社会進出が著しい昨今、よほど彼氏が若くして社会的に成功していない限りは社会人経験が長いあなたが基本的に年収が上だったりします。
それは結婚した今でも妻は役職あり、僕は平社員という純然たる格差があり、全く気にしていないかというと嘘になります。
それが「女性に対して負けたくない」という気持ちをバネに頑張れる人なら良いですが、妬み嫉みに繋がってしまう人はあなたと付き合うだけの器がないと思った方が良いかも。
まとめ
年下彼氏の本音、いかがでしたでしょうか?
現在では彼女ではなく妻として共に人生を歩んでいますが、結局のところ「年上の女性に転がされるのが好き」なんだと思います。
僕は自分にそれほど自信がないので「大事なところで自分の背中を押してくれる」「窮地に陥っても自分を信じてくれる」といった存在が必要で、妻がまさにそれ。
だから「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」という言葉は、まさに年上彼女の魅力を凝縮した格言だと思います。
慣れない年下彼氏とのお付き合いは大変かもしれませんが、あなたが相手を理解しようとするその一途さの分、きっと彼氏も応えてくれるはずです。
二人の明るい前途に祝福あれ!
そんな話です。
エンド
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