僕は下ネタで笑いを取る人が大好きです。
どんだけ好きかと言うとって話なんだけど……笑いの種っていっぱいあるじゃん?
例えば「謎かけ」。ねづっちとかがやってた「整いました!」って言ってる類のやつ。
アレって頭も使うし程度の高い笑いだと思う。
他には「ディスりネタ」。これは長井秀和とか波田陽区とかそんな感じだよね。
これはどれだけ底意地の悪さを見せずに相手をディスれるかの調節がとっても難しい。
でも下ネタは簡単。誰も傷つかないし、子供も大人も同列に笑える。
と、こんなことを言っている僕ですが、昔は下ネタが嫌いでした。
なんつーか、下ネタをいう人を「程度の低い人間だな」とバカにしてたんでしょうね。
今となっては僕の方が「バカにもなりきれない最も程度の低いバカ」でした。へへ
当時の僕は今をときめくうら若き高校生。
当然性の知識にも興味津々です。
しかーーーし!! 高校生陰キャの羞恥心をナメちゃいけねぇ!
僕は誰しもが持っている(はずの)自分の中の変態性を押し殺し、何事も知らぬ存ぜぬで高校生活を送っていた。
そしたらさ、本当に無知になっちゃうの。
その時代を風靡したセクシー女優なんて1ミリもわからんし、隠語も全くわからず。
もう「ウブ」を通り越してただの世間知らずだったわけです。
そうなると友達との会話も大して盛り上がらず、自然と学級内窓際族へとシフトしていくのであった。
もくじ
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漫画「カメレオン」との出会い
当時の僕は本当に友人関係が希薄であった。
仲の良い友達は数人いたが、固定メンバーとの交流ばかりで目新しい話題もほとんどなく、卒業まで毎日が単純作業だった。
そんな中で僕の唯一の楽しみが「ラーメン屋でマンガを読むこと」であった。
クソ激安の店で、ラーメン食いながら漫画を読むという底辺丸出しのお行儀の悪さではあったが、そこでたくさんの名作に出会えたことは本当に幸せであった。
基本的には一つの作品を読み終えたらまた次の作品、という感じで読み漁っていたんだけど、今回はどうも読みたいと思えるものがない。
そこで見つけた作品が『カメレオン』
背表紙のインパクトは割とあったので存在は知っていたけど、内容は全く知らず。
読み始めてみると、中身はヤンキー漫画であった。
それまでヤンキー漫画をちゃんと読んだことがなかった僕は、若干の不安を抱えながら読み進めていた。
結論から言うと神漫画だったね!!
今でも自信もって言える、この漫画は下ネタが売りだ。
毎回毎回「よく考えたな」ってくらいの下ネタが出てくるんだけど、マジで面白い。
とりあえずラーメンぶちまけそうになったのは数えきれない。
加瀬あつしは間違いなく天才。
あらすじ・概要
中学校当時壮絶ないじめを受けていた主人公・矢沢栄作は高校デビューを目論み、ヤンキーとして成田南高校(通称:成南)に入学する。
しかし成南には中学当時悪名を馳せた相沢直樹・椎名雄二などの曲者が揃っており、矢沢の新しい人生は早くも閉ざされたかに思われた。
しかし、中学の頃に鳴りをひそめていた「ツキ」が高校生活に爆発し、いくつもの修羅場をラッキーだけで切り抜けることに成功。
様々な事件を経て不良仲間たちを束ねることに成功した矢沢はのツキはもはや地元に留まらず、日本全国を巻き込む壮大な事件に発展してゆく……
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超魅力的なキャラクター達
最初は矢沢の入学から始まり、お約束のように一目ぼれする美少女が現れます。
そこからエエカッコするために頑張る矢沢。完全に背伸びする陰キャでした
ケンカ・抗争その他犯罪まがいの出来事を機転とラッキーで乗り越える矢沢の活躍は見ていてめちゃくちゃ爽快です。
下ネタも推してますが、普通に憧れるヤンキーキャラもいます。
中でも人気が高いのが松戸苦愛(マツドクラブ)の頭・松岡英治クン。
小柄な体だがケンカの強さは作中屈指でしかも端正な顔立ち。そして意外と硬派!
そんな小さな体でリッターバイクをギャンギャン振り回す姿は青少年の憧れをこねて固めたかのような有様。
ちなみに彼、誌上人気投票で主人公の矢沢を抜いて1位になってます。ここまでは矢沢のラッキーも及ばなかったか……
なんつーか、最初出てきた時は微妙だったキャラも、後々キッチリ見せ場があって好きになれるところが良いです。
僕は乱鬼龍の久米治親クンとか好きです。
特筆すべきは女の子!
序盤のタッチはちょっとバブル引きずった感じの女の子が多かったんですが、中後半は今風の可愛い感じのタッチになって女の子の描写がめっちゃ良くなってる。
ヤンキーのきつめな感じの子とか、それ以外の女の子の描きわけもできてて僕は大好き。それに伴って男の相沢なんかの顔もちょっと女っぽくなってきたんだけどね
名言
うまいこと言った感じのが多くて、リアルでも言いたくなっちゃうくらいの名言ばっかりです。
- 明日の朝刊載ったゾ テメー
- さ、酸素が足りねー!!(プレッシャーをかけられて)
- イヤすぎる!!(よく使われる)
- 蒼い閃光の正体は、本当にセンコーだった
- 徒歩でトホホと帰れってか
- 車高の低さは知能の低さ
- 疎外感!穴があったら入れてみてー(矢沢だけドーテー)
この辺は鉄板。こーゆーのって経験値っていうかセンスだよね。尊敬します
とにかくくだらない話で笑いたい人は『カメレオン』、一度読んでおくといいと思います。シリアスなストーリーも面白いので是非!
エンド
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