どうもこんにちわんこ! 俳優やってるせいじです
芸人が映画に出演したり、俳優が吹き替えやアニメの声当てをやると定期的にこの話題上がるよね。特にその出来が酷かったとき
「ドラマ俳優がしゃしゃり出んな」
「芸人風情が演技を語るな」
「ミュージシャンは歌だけ歌っとけ」
「声優がテレビに顔出しすんな」
そんな感じの視聴者の声をよく聞きます。耳が痛いお言葉
ほんでしまいにゃ一部の芸人や演者本人が「(自分の範疇でない仕事は)やるべきではない」とか言い出すの。
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これおかしくない!?
俳優だろうが芸人だろうがミュージシャンだろうが「自分の芸」を売りにしている人たちなわけで、「何をメインにしてるか」が違うだけで、その範疇なんて決まってないはずなんですよ。
視聴者からの本人への批判っていうのは、その人の実力が伴ってないから浴びせられるわけで、仕方がないもの。しゃーなし
でも、演者側本人が「やるべきではない」て。どんだけ自分の可能性に自信がないのよ
その中でもこんなまともな意見を投げかける人もいます(ツイート見つかんないので引用で)
上手い人はいいんだよ 話題性のために棒読みレベルの人は使わないでほしい
@slo_red 上手くて、配役にあっていればアイドルでもアナウンサーでも良い。 逆にどんなに上手くても、配役に会わない人気声優雇用は、アイドル吹き替え並みにムカツク…いや、うまい分の勿体ない思考で、より配給会社に殺意が…。
このとおり、この問題は個人の巧拙の問題 であり、俳優だとか芸人が……という一括りにすべき問題じゃないのです! そうなのです!
僕はタイトルのような的外れな意見のせいで俳優や芸人、ひいては芸能界が「俳優はドラマや映画だけやってろ」「芸人が声あてやんな」な風に思われるのが我慢ならない!
もくじ
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適材適所とかいう便利ワード
世の中には「適材適所」という言葉があり、今回の事例に当てはめると「自分が何かをやるには適した場所があり、そこで力を発揮すべき」という教訓がある。
うんうん、良い言葉だ。
だーーけーーどーー!!
それが「芸人は役者やんな!」「俳優は声当てやんな!」にはつながらない。
だって俳優もミュージシャンも芸人も声優も、程度の差はあれど自分のビジュアルと声を売りにしてるわけで。
そこを勝手に境界線引くっておかしくない?
似たような話で僕は以前お芝居のワークショップに参加しててこんな意見を聞いたことがある。仮にA君としよう
A君「僕は声優になりたいです。声優って顔やアクションに自信がなくても声が良ければ認めてもらえるじゃないですか!」
A君「声の仕事はしたいけど、人前には出たくないんですよね」
お前は何もわかってない
声優だって俳優のお仕事の一環であり、今でこそ、そこを特化させた「声優」というジャンルになっているけどその実はやはり自分の顔や体を使いながら声当てしなきゃいけないし、ファンがいてみんなの前にその姿を露出することだってある。
声当てしてる有名な方の仕事ぶりってスゲェよ!? 絶叫してるときなんて目ン玉飛び出すんじゃねーかってくらい目ぇかっぴろげて鬼のような顔でお芝居してんのよ?
まさに「在宅ワークって人間関係ないから楽そう」と同じ発想。アホかーーーー!!
- 在宅だって仕事貰うためにクライアントと密に打ち合わせしてりとか、コミュニケーションスキル使うわ! なめとんか! ぷんぷぷん!
ちょっと取り乱しましたが、要するに「演者側は自分の自信のない部分だからと勝手に境界線を引くな」ということです。それ他の人にも飛び火するから!
ミュージシャンも俳優も声優も芸人も一緒! みんなあなたの「芸と魅力」を商品にして売ってんだから。
俳優と言いつつも純粋に視聴者側も楽しみたい僕が言うんだから間違いない!(正解とは言ってない)
世論が活動範囲を決める
なんでこんなことをピーピー喚いているのかというと、芸能界は世論がそのまま仕事に直結するからです。
「俳優が声当てしたアニメなんて見ねーわ」とか「芸人が出た映画なんて見ねーわ」とかいう意見が蔓延すれば、それこそ制作側もバカじゃないので起用する人間を選びます。
才能があるのに! その仕事をこなすスキルがあるのに! 出してもらえないのォ~~~~!?
そんなことにならないためには、我々演者側が頑張って視聴者の意識を変えなきゃいけません。
もう自分で自分らの仕事を限定するような発言とか問題外
「芸人はアニメの声当てをやるべきではない」とか何事?
もっと自分の才能を信じてくださいよォオオォーーーー!!
僕は色々やりたいです。
アニメの声当て!? 楽しそうだな!? 僕の声したキャラクターがかめはめ波とか撃ったりするの!? 楽しそうだな!?
ナレーション!? すごいな!? 俺の声で歴史を語ったりするの!? すごいな!?
バラエティー!? 面白いな!? え、僕ジャングルの奥地に虫食いに行くの!? いやだぁああああああ!!(でもやらなきゃ)
こんな風にやる気のある人間にもっとチャンスの訪れる場を作るため、芸能人はもっと自分の仕事に自信を持ってほしい!
そして視聴者の方々は温かい目で見守ってください(懇願)
まあでも下手くそな声当てをする芸人とか、下手くそな演技をするミュージシャンとか、下手くそな歌を歌う俳優は淘汰されるべきというのはわかる。
そのへんは事務所のゴニョゴニョとか、大人の世界のアレコレあるんでしょうな。悔しい
そんなことを考えながら事務所の社長に「骨折して迷惑かけちゃってごめんなさい」と寒中見舞いに一文沿える僕でした(昨年はオーディションも何も受けてません)
ああ俳優の仕事が欲しい
エンド
言っていることは共感できるところもあるし、芸人とか俳優が吹き替えやるなとまでは思わないけども、声優と芸人、俳優は似てるようで全然違う仕事だと思うよ。視覚的なエンターテイメントと音で楽しませるエンターテイメントの明確な線引きがありますよ。今後、芸人や俳優が吹き替えの起用が増えるなら、当然その分声優の仕事が減ることに繋がり、将来的に見れば声優の後釜も育ちにくくなります。最近の映画を見ていると、芸人俳優の吹き替えはあくまでも映画宣伝としての声優とも思われるものも少なくなくて、それらも批判が出やすい要因ではないかと私は思います。
>とくさん
>>当然その分声優の仕事が減ることに繋がり、将来的に見れば声優の後釜も育ちにくくなります。
んー、似たような業界にいる身としては、「声優」や「俳優」「芸人」といった肩書きに甘えて自分たちの居場所を守るような感じにはなってほしくないのです。
ゆーて磨いた技術や才能がものを言う世界なので、他の業種とミックスしてしのぎを削った方がずーっと優秀な声優が生まれると思います。
裏を返せば、そこで埋もれる人はそれまで……というのが芸能界ではないでしょうか。
一般的な会社のように弱者に対する保障はないけど、できる人はとことん評価される……そんなところがこれらの仕事の魅力です。
ただ、事務所が強いだけの大してうまくもない人間を声優にあてる部分は大嫌いですけど
俳優が声を当てる時に作品や登場人物を考えてならわかりますが何故そのまま棒読みなのか疑問。声優なら同じ棒読みでも普段の声を変え素人のように演じる事や男性が大人の女性みたいに歌ったりなんて出来るの[かなりの訓練が必要]に最低限な訓練しか出来ないせいと偏見で損をしてる気がします。俳優の演技は素晴らしくどちらも人を魅了するからこそたかが声だけと簡単だと思わせないで欲しい。