サプライズって嬉しいですよね。
本人には内緒で、周りがシチュエーション作ってビックリさせるやつね。僕はサプライズするのもされるのも大好きです。他人のサプライズバースデーとかに居合わせると、サプライズのメンバーじゃないけどニッコニコで拍手します。そのくらいサプライズはステキだし嬉しい
でーーーーも!!
そんな僕でも大の苦手なのが「フラッシュモブプロポーズ」
ネットの検索ワードでも「フラッシュモブ」で検索すると
- 「フラッシュモブ 離婚」
- 「フラッシュモブ うざい」
- 「フラッシュモブ 嫌い」
こんなサブキーワードが自動的に出てきます。ヤバくね? ここまで嫌われてるって、相当やで?
今回はこの「フラッシュモブ」を使ったプロポーズの是非についてもちゃもちゃ語ります。
もくじ
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「フラッシュモブ」とは?
「フラッシュモブ」とは、あらかじめ申し合わせた人たちが公共の場で歌やダンス・演奏などのパフォーマンスをすることで、一種の表現として確立されたジャンルです。外国の動画などで、不特定多数の人間が一糸乱れぬ動きでパフォーマンスする姿は感動。芸術的やわ
ただ、それらは公共の場で実施するため予想外な事態が起こることが多く、居合わせた無関係な人にとっては単なる迷惑行為と受け取られたり、ただの自己満足に終わることも多く、実施のハードルが高いのは否めない。
僕自身はというと、この類の表現は大好きなので、フラッシュモブのダンスイベントとかに巻き込まれてみたいなとか思うんですが、「プロポーズ」の場合は話が別です。
世の女性がフラッシュモブプロポーズを嫌がる理由
「プロポーズ」って一生を左右する大事なイベントですよね。プロポーズする方もされる方も、色々な思いを胸にお互いを確かめ合います。素敵やわ
基本的には男性がプロポーズして女性が受けるパターンが多いのでそれを基準に話しますが、周囲の人間の助けを借りてプロポーズをする男性ってどう思いますか?
僕が女性ならば、1対1で真剣に自分と向き合った上でプロポーズしてほしい。もちろん男性側はそんなつもりもなく、ただ「ドラマティックな瞬間を味わってほしい」とか「恋人のために一生懸命考えた」という背景からフラッシュモブプロポーズをセッティングをするのでしょうが、相手からすると「自分たちの恋愛に赤の他人を無理やり巻き込んでいる」と感じるし、一人では思いを伝えられない意気地なしだとも思います。
また、不特定多数の人間が自分たちの結婚の行方について見守っているわけですから、そのプレッシャーは半端じゃありません。しかも周囲はプロポーズの成功を祈って頑張ってくれちゃうわけですから、もう自分の口から出さなきゃいけない答えは「YES」に決められてしまったも同然。両家の家族親戚の期待だけでも結構な重みなのに、このシチュエーションでハッキリ「NO」と言える人は日本中探してもなかなか見つからないと思う。ほんま善意の暴力やわ
つまりは、相手が大事な選択を迫られるようなサプライズは、ただ「YES」と言わせたいようにしか受け取られないということです。もはや脅迫よ
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僕の体験したフラッシュモブ
ディズニーランドやスクランブル交差点でのフラッシュモブプロポーズはまだ居合わせたことがありませんが、友人間の小規模なものは経験があります。
結論から言うと、そのカップルはめでたく結婚したものの、奥さんの心には闇としてそのプロポーズは心に残っていました。
場所は都内のとある小さなバー。そこはお客さん同士の距離も近く、常連同士で結婚式に参加し合うなど、とても活気のあるコミュニティでした。
ある日そのコミュニティの男性であり友人でもある人からフラッシュモブプロポーズの計画を聞いたのですが、この時点で嫌な予感はしてました。酒の席で、しかも周りは酔っ払いばかり……プロポーズというにはムードもへったくれもない感じ
もうね、その日僕が想像したあらゆる嫌な予感が全部的中した感じ。この日ばかりはノストラダムスも僕に土下座する勢いだったと思う
プロポーズが始まる頃には男性はかなり酔ってて、周りもまだ女性が返事をしてないのにOKムード満載。正直これは男の自分から見ても「絶対真似したくない……」という感想しかなかった
奥さんが一番嫌がってた理由は、酒の席だからでも酔っていたからでもなく、ただ「二人きりの時にプロポーズをしてくれなかった」こと。わかる、わかりすぎるわその乙女心……
幸い今でもその夫婦は仲睦まじく暮らしていますが、そのプロポーズの話がふと湧くと、奥さんは顔をしかめます。アカン
結婚って、結構考えちゃうこと多いよ
フラッシュモブプロポーズについて、本当に成功して心から結婚を誓いあえた夫婦もゼロではありませんし、そういった企画をする会社が存在して成り立っていることは確か。しかし、それはたまたまお互いの意思が合致していただけで、本来結婚とは色々な悩みがつきまといます。
「本当に一生この人と生きて行けるだろうか?」
「この人と一緒にいることが本当に幸せだろうか?」
「いつか飽きられてしまうんじゃないか?」
男女問わず、付き合っている間は考えてもいなかったことが急にリアルに自分に襲いかかるのが「結婚」という選択です。そんな一生を左右するようなイベントを何も知らない周囲の勢いで決めさせられちゃって嬉しいでしょうか?
自分は覚悟を決めた上でのプロポーズだと思いますが、相手は答えが出ているとは限りません。そう考えるとめちゃくちゃ自分勝手なセッティングだよね
サプライズバースデーはただ祝われていれば良いので気楽なモンですが、それがプロポーズとなると相手の返事自体もサプライズのコンテンツとしてカウントされてしまいます。ここまで来ると、フラッシュモブプロポーズは本当に相手のことを考えたサプライズでしょうか?
今からフラッシュモブプロポーズを実行しようとしている人は、今一度相手の立場に立って考えてみてください。
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サプライズは相手を喜ばせるためにやろう
何かと嫌われがちなフラッシュモブプロポーズですが、その全てが悪というわけではありません。
本来であれば「二人で決めるような大事な将来のこと」を決まってもいないのに大人数の前で公開されることが嫌なのです。ということは、お互いの気持ちを確かめられているシチュエーションなら素敵なサプライズにもなり得ます。
それ即ち、プロポーズ成功後!!
お互いの結婚の意思が固まったあとであれば、フラッシュモブプロポーズは良い追い打ちになります。しかも一回プロポーズされてるからまさか追撃があるなんて相手も思わないし。僕の友人もそういった形でプロポーズに臨んでいればもっと違う思い出ができたんじゃないかと思ってます。あ、でもサプライズや大騒ぎが嫌いな相手にはマイナスになっちゃうからそもそもやんない方がいいな! ぎゃはは
というわけで、見た目は華やかでドラマティックな印象のフラッシュモブプロポーズですが、その実態はハイリスクローリターンな賭けであることをお忘れなく!
そんな話です。
エンド
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