普段あなたは毎月どれくらいの金額を店でお酒を飲むことに使ってますか?
僕は一時期、多い時は週に3~4日ペースで飲みに出ていたことがあり、月に4~5万円ほど使っていました。たっか!!
そんだけお金使っても、「この店最高! ずっと通い続けるわ!」というほどの名店には出会うことがありませんでした。
じゃあさ、じゃあさ……落ち着けて、コスパよしで、雰囲気も良いマイプレイス、自分で作っちゃえばいいんじゃね!?
というわけで今回は憧れの自宅バーの魅力を全力でお伝えしていきたいと思います。
もくじ
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せいじの自宅バー紹介!
こちらがわが家の自宅バーです。
コンセプトは新宿ゴールデン街にあるような、狭くて雑多だけど緊張感なくくつろげる空間で、今もなお育成中。
このスペースはキッチン横にカウンター式の収納があり、元々は電子レンジを置くための場所だったんですが、物置にするにはもったいないと思い、バー化しました。
壁には海外旅行でゲットした絵葉書やプレート、どこかでもらった名刺などを貼り付けてます。自分の名刺も貼ってたり
上にはワイングラスを整理するホルダー
下にはバーマットやカクテルシェイカー、ミキシンググラスといったバーに無くてはならないグッズや、お酒の瓶、記念写真なども置いてます。
椅子は家で使っているL字ソファーの短い部分を拝借して置いてます。
そしてこれが自宅バーの真骨頂、煌びやかな間接照明!
テープライトを購入して、それを棚の裏側に貼ってます。配線等は壁を伝いつつ、酒瓶で隠しているだけなので設置にほとんど手間はかかっていません。
うちにお客さんが来たり、明日の仕事が休みで「とことん飲むぞ!」みたいな日にはこの自宅バーを開店してます。ちなみに「BAR もふ」というお店(という設定)
そしてすごいのは、この自宅バー、お酒を除いては設備投資に2万円かかっていないこと!!
バーとか飲みに行くと、5000円くらいは平気でかかっちゃいますが、それらを10回我慢するだけでめっちゃ立派な自宅バーが作れちゃいます。
どや? ワクワクするやろ?
自分だけの秘密基地持ってる気分やで!?
自宅バーでお酒を楽しむメリット
自宅に小さなバーを作るのは簡単です。
0.5畳ほどのスペースがあれば酒棚が置けますし、それだけで立派なミニバー。
僕自身、最初はカウンターなどなく自分でお酒を作るだけでとても楽しかったので、そのメリットを紹介します。
え? デメリット? 楽しくて飲みすぎちゃうことくらいじゃね!?
自宅バーのメリット1:圧倒的コストパフォーマンス
自宅バーで一番恩恵を受けるのは、やはりそのコストパフォーマンスです。
「自宅バー」とかっこよくのたまってますが、つまるところ「オシャレな宅飲み」です。
例えば、僕はスコッチのアードベッグや、カクテルだとマティーニが好きですが、普通のバーだと安いところでも800円、それなりだと1200円ほどの料金を取られます。
もちろん、お酒の価格はバーの雰囲気やら設備込みでのものなので、文句がある訳ではありませんが、その価格ゆえおいそれとおかわりを注文できないのも事実。
手軽に楽しみたい場合はお酒を自分で買って作ってしまうのが圧倒的に安く済みます。
具体的には、僕が好きなアードベッグがバーでは1000円でシングル(約30ml)提供されます。
そしてアードベッグの瓶は700mlなので、全部飲もうとすれば23000円ほどかかりますが、自分で購入すれば1本5000円ほどとなり、4分の1以下の値段で楽しめます。多少安い店と比べても3分の1より高くなることはありません
この差は歴然!!
極力お金を気にせずお酒を楽しみたいならば、自分で購入して飲んだ方が圧倒的にお得です。
自宅バーのメリット2:自分の好きなようにくつろげるし、すぐ寝れる
めちゃんこズボラな話なんですが、お酒をある程度飲むと、ゆったりした体勢にしたくなりませんか?
普通のバーだとカウンターにハイチェアの組み合わせが多くて、これでゆったりとなるとカウンターに突っ伏したりというような選択肢しかありません。
カウンターに突っ伏してしまうのは店側としても「こいつこのまま寝るんちゃうか……?」と心配させてしまうので迷惑になりますし、他のお客さんの目もあり、絵的にもよろしくありません。
ところが、自宅バーならばどれだけくつろいだ格好をしても誰の迷惑にもならないし、いつでも徒歩0分圏内に寝床が用意されています。だって家やもん
また、終電も気にする必要がありませんし、家に帰るためのタクシー代を捻出する必要もありません。だって家やもん
自宅バーのメリット3:人間関係が楽
行きつけのバーができるとその界隈で色々なお客さんと絡む機会ができます。
気の合う友人だけであればいいのですが、中には居合わせるとめんどくさいお客さんもいたりして、途中から通うのが億劫になるパターンが多いです。
また、バーのマスター自身がワンマンな人で、だんだん付き合いづらくなったことも実際ありました。飲みに行っても気を遣うって、職場かよっつー話ですね
自宅バーなら、気の合う友人だけを招待して誰の目も気にせず好きな話もできますし、とにかく人間関係が楽チンです。酒の上での人間関係って、人によってはすごくめんどくさいことになったりするしね
このように自宅バーで飲むようになると、お金と身体と心がとても楽になるのでお酒を飲むのがさらに楽しくなります。
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自宅バーを楽しむために最低限必要なもの
バーといえば花形はやっぱりカクテル!
普通家では飲む機会がないカクテルを自分で作れたら楽しいですよね!
自宅バーを始めるにあたって、こだわりたいものはたくさんありますが、まずは以下のものが揃っていれば雰囲気よくカクテルを楽しむことができます。
- カクテルシェイカー
- ミキシンググラス
- カクテルグラス
これに加えて、素敵な自宅バーの空間づくりをしたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
カクテルシェイカー
皆さんがバーとかバーテンダーという言葉を聞くと、最初に浮かび上がる絵がこのカクテルシェイカーを振っている姿ではないでしょうか?
カクテルシェイカーは中にお酒と氷を入れ、振ることでお酒が混ぜられるもので、この作り方を「シェイク」と呼びます。カクテルシェイカーは安価なものだとメジャーカップなどを含めて一式2000~4000円ほどで販売されており、これがあるのとないのでは「バーっぽさ」に雲泥の差があるので是非用意しておきましょう。
カクテルシェイカーの振り方はバーテンダーそれぞれで様式がかなり異なりますし、自宅バーは楽しむことが目的なので、どれが正解なのかと不安にならず、自分のやりやすいように振ってかまいません。
シェイクの時に注意するのは
- 氷の量はシェイカーの7分目・・・少なすぎると氷が割れすぎて水っぽいカクテルになる
- シェイカーに手のひらをくっつけないようにする・・・ドリンクの温度を手のひら(面)で上げないようにするため、指(点)で支える
- シェイカーの部品は下から順に閉めてゆく・・・一番上のフタを先に閉めると、最後に密封する際フタが飛び出して危険
- 振る回数は通常15~16回くらい・・・カッコいいからと振りすぎると、氷が解けすぎて水っぽいカクテルになる
これらに気をつけていれば、バーで出されるカクテルに近い味が出せるはずです。
ミキシンググラス
「シェイク」で豪快に振る姿が印象的な一方、ミキシンググラスはとても紳士的でスマートな印象を受ける「ステア」という作り方に使われます。
ステアはミキシンググラスに氷を入れ、バースプーンと呼ばれる長めのスプーンでお酒を混ぜます。
シェイクは豪快にやれば、素人は「これがパフォーマンスなのかも……」と思ってくれますが、ステアはバースプーンでスマートに混ぜることができないと素人でも「この人ヘタだなぁ……」とバレてしまいます。
ステアの作り方で有名なものはマティーニやマンハッタンといった強めのお酒が多く、これらは単純なレシピであるがゆえに力量が問われるバーテンダー泣かせなドリンクでもあります。
自宅バーに友達がきた際、ステアでカクテルをスマートに作れれば羨望の眼差しで見られること間違いなし!
カクテルグラス
オシャレなカクテルといえば逆三角形の小さなカクテルグラスに入っている姿を想像するのではないでしょうか?
カクテルシェイカーやミキシンググラスがバーテンダー側から見たバーらしさだとするならば、カクテルグラスはお客さん側から見たバーらしさだと思います。
特に逆三角形の小さなカクテルグラスに入るカクテルを「ショートカクテル」と呼び、一般的なレシピはお酒を混ぜた合計が60mlになるように計算されています。
そのため、カクテルグラスの容量としては余裕を持たせて120mlほどにしておくとカクテルを注いだ時の見た目がちょうどよくなります。
僕個人としては、カクカクしてステム(持ち手)が太いグラスよりも、曲線が美しくステムが細いグラスの方が高級感を感じられて好きです。ここで紹介しているグラスはまさに曲線の美しさがドンピシャでした
ここまで揃えておけば、わが家のように内装までこだわることがなくても、十分自宅バーとしてお酒を堪能することができます。
まとめ
自宅バーでは、日常的に使わない道具を揃えるため結構ハードルが高いように思われますが、そんなことは全くありません。
特にわが家のように簡易的な自宅バーであれば、それほどお金をかけずに楽しめます。
お酒好きならば自宅バー、絶対おすすめです。ぜひ自分だけの素敵な空間を作ってみてください。
そんな話です。
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