スポーツ漫画・アニメっていっぱいあるけど、両方好きな作品って意外と少ない。
やっぱり原作の思い入れが強いとつい「アニメはクソ」みたいな意見も出ちゃうけど、ほんとは両方愛したい。
今回僕が語る「ガンバ」は両方に良さがあって、しかも未経験者でも十分楽しめる作品です。
もくじ
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概要
野球やサッカーに比べると、スポーツ漫画ではほとんど扱われていないと言える「器械体操」を題材としている。
この作品、漫画(原作)とアニメではタイトルが異なり、原作は「ガンバ! Fly high」でアニメは「ガンバリスト! 駿」である。
この手の作品でありがちな「原作を大きく改変してアニメ化する」という原作愛クラッシャーな展開はなく、割と元の設定を大切にしているところに好感が持てる。
ただ残念なのは、原作の長さ(全31巻)に対し、アニメは30話しかないところ。
当然全てのエピソードを描ききれるはずもなく、半ば打ち切りのような形で終了する。(原作全体の物語で言うと、3分の1くらい)
ただアニメのテンポはとてもよく、無駄な引き伸ばしもなく各キャラクターの性格なんかもしっかり掘り下げてある。
これを未経験者に強くオススメできるのは、他でもなく運動オンチな嫁が「面白い」と言ったから。(ついでに感動して泣いてた)
個人差あれど、アニメを見る習慣のない人間・興味があまりない人間が「面白い」と太鼓判を押すのだから信用していいんではないかと思う。
あらすじ
主人公・藤巻駿は新中学一年生。ドジな自分を変えるため、オリンピックで金メダルを取るために、平成学園体操部の門を叩く。
その中で出会う面白い先輩たち、コーチを通じて「楽しい体操」を知り心から体操を愛するようになる。
対して冷酷に「完璧な体操」を唱える李軍団。彼らとの熾烈なバトルを繰り広げ、藤巻たちは勝つことができるのか……?
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感想
この作品の良いところは「全てに救いがあるところ」。
脇役からチョイ役まで登場人物のほぼ全員が、最後には「イイ人」になります。
「リアリズム」だったり「悲惨な現実」も物語の大事な要素と思う人からは到底受け入れられないかもしれませんが、僕は少なくともこういう作品は娯楽だと思ってるので「熱くなれるもの」「喜び・カタルシス」を重要視してます。
そして現代の体操競技では実現しているが、当時は夢の技であったり、存在しない難度だったりがあって、見比べるととても面白い!
加えて、現代の演技ではみんながやらないような技だとか、漫画の中でのオリジナル技など、元金メダリスト・森末慎二監修の下、合理的な描写がありイマジネーションが掻き立てられます。
っていうんで、この作品は体操選手にとってバイブルというべき作品になっちゃってるのよね。
大体の体操クラブに行くと単行本が置いてあったり読者がいたり。
既存の技(基本)なんかはやり方を図解で示してあったりするんで参考書としても結構優秀です。
そういった数々の要素を欲張って詰め込んだ割りに、全ての話を綺麗に終わらせたのはすごいと思う。
漫画によっては風呂敷広げすぎて回収できてない伏線や解決できない問題とかが残ったりするじゃない?
ガンバではそこをいい感じに終わらせてくれたおかげで読後感がめっちゃ爽快。
この漫画を見る前と見た後の体操競技を観戦すると各種目さらに面白くなることうけあいです。
キャラクターとしては、主人公藤巻以上に先輩である「内田・真田・東(通称:3バカ)」がいい味出してます。
特にどの先輩がいいかというと……決められない!! それくらいみんな好きです
内田先輩:頭脳派気取りだが考えることはアホっぽい。最初は藤巻をいじめていたが徐々に心を許していき、かけがえのない相棒に。
真田先輩:見た目はちょっとかっこいい。女好き、目立ちたがり屋でめんどくさがりだが、ここぞと言うときは根性があって頼れる先輩。
東先輩:筋肉バカ。だが友情にはとても厚く、仲間がバカにされるのを黙って見ていられない。体操選手としては規格外の身長・体格を持つ。
これに加えて外国人コーチであるアンドレアノフや最初は意地悪なだった岬コーチも合わせてスゲェ賑やかな物語。
ちなみに原作は女性陣のポロリもあるのでお楽しみに!!
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まああれだ、暇つぶしのお戯れにやってみてくれ!!
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