どうも、仕事では嫌なこと続きですが、プライベートは楽しいことだらけのせいじです。
やっとの思いで今週も乗り切ったというのに、週末やお休みの日まで仕事の嫌な思い出を引きずるってつらいですよね。
僕も以前は仕事で嫌なことを忘れられず体調を崩して、うつ病一歩手前というところまで行きました。精神科も受診しましたが、それでも回復はせず、少しずつ精神を蝕まれ続けている状態でしたね。
ですが今は、自分の経験と心理学的知見を活かしつつ、「嫌なことを忘れる方法」を実行しているおかげで、何か嫌なことが起こっても以前のように塞ぎこんだりすることはなくなり、負の連鎖に陥ることはなくなりました!
というわけで今回は僕と同じように、嫌なことを忘れられないあなたのために効果てきめんの忘れる方法を伝授したいと思います!
もくじ
スポンサーリンク
嫌なことを忘れる4つの方法
嫌なことを忘れる方法はいっぱいありますが、その中でも僕がやってみて特に効果が高かった4つの方法をしっかりと説明させていただきます!
どれも「直接的に嫌なことを忘れる」というよりは「思考を整理して嫌なことに対する不安や不快感、苛立ちを取り払う」という方法という点は共通しています。
一見遠回りなようですが、実はこれが一番効果あるんですよ!
嫌だったことを第三者に話す
まずはシンプルに、嫌だったことを誰かに話してみましょう。
その時に、具体的に何が嫌で、どんなふうに思ったかをしっかりと思い出して話すと良いです。主観でも全然OK。
「嫌なことを忘れたいのに思い出さなアカンのか……」
と思うかもしれませんが、これは一人では発散できない感情や葛藤などを言葉や身振り手振りで表現することを通じて意識化し、結果その負の感情が消える「カタルシス効果」という現象を起こしています。
カタルシス効果が起こると心はスッキリしてイライラも解消されるので、嫌なことは心の中に潜めておくより積極的に出したほうが良いということですね!
注意する点として、嫌な出来事を他人に話すときは「ただ聞いていてほしい」という気持ちを正直に伝えましょう。
相手にアドバイスや評価をもらう前提だと、途端に話しづらくなったり、もらった厳しいアドバイスに落ち込んでまた別の「嫌なこと」が生まれる可能性があります。
カタルシスを用いたセラピーを最初に行ったヨーゼフ・ブロイアーも、患者との信頼関係が築かれていることでこの方法の確かな効果を証明しています。
嫌だったこと紙に書く
ノートやA4くらいの紙に嫌だったこと、その理由やその時の感情をとにかく書きまくってみましょう。
この紙を見るのは自分しかいないので、第三者に話すよりも更にストレートな自分の感情が現れるはず。
「〇〇のものの言い方に腹が立った」「自分も対して仕事できないくせに、出しゃばりすぎ」とか、身も蓋もない内容でOK。上司だろうがお客様だろうが呼び捨てにしても構いません!
思ったことをオブラートに包んだ表現にせず、正直に書くことに意味があります。
僕はこんな風に殴り書きしてました。字汚くてごめんね! ぬはは!
ひとしきり書いてしまったら、今度は一日ほど間をおいてそれを見返してみましょう。
そうすると、自分の思考が以前より整理されていて、苛立ちや不安が消えていきます。
先ほどの「第三者に話す」というのが主観丸出しの方法であるのに対して、こちらは「自分との対話」であり、客観性が重視されます。
嫌なことがあった日に、自分の怒りのままに書きなぐった事柄を日を開けてある程度冷静になって見返してみると、「昨日の自分はこんなことを思ってたんだ」とか「怒ってた具体的な理由はこういうことだったんだ」と、自然と客観視ができて思考がクリアになります。最初に嫌なことを書きなぐった行為は翌日頭を整理するための材料というわけですね。
また、嫌なことを忘れにくいそもそもの理由として「これを忘れると、また嫌な思いをするから覚えておかなくては……」という脳の緊張が挙げられます。いわゆる「学習」という生存戦略ですね。
この場合、嫌なことを書き留めておくことで脳は「この記憶は書き留めたから忘れてもいいんだぜ!」という信号をキャッチして緊張から解放されて忘れやすくなります。
書きなぐる内容は自由ですが、嫌なことだけでなくその日あった良いことも書いておくとのちの自己理解の助けにもなるので、あわせてやってみてください。
些細なことでも思い出して書くことは脳にとっても良いトレーニングになるので、脳トレの一種だと思ってバンバン書いてみましょう!
自分にとってプラスの出来事をとにかく挙げる
「通勤中に可愛い犬を見かけた」とか「休日に掃除したらめっちゃ部屋がきれいになった」とか、とにかく自分にとって良かったことや「〇〇の本を読んで勉強になった」とかの成長につながりそうなことなど、どんな些細なことでもOKなので挙げてみましょう。
前項で説明した「紙に書く」という方法と組み合わせるともっと効果的です。
これは「良い出来事を思い出して、嫌なことと相殺してしまおう」という方法です。
人間は、良かったことより悪かったことのほうが印象に残る生き物。一万円もらった時よりも、五千円落とした時の落胆のほうが大きいのもその一例です。
嫌なことを忘れるためには、自分の日常で良かったことを一つでも多く思い出し、挙げていくことが大事。それが積み重なると、「案外、自分の人生って良いことも多いんやな」と楽観的な思考に傾き始め、「嫌なことに人生を支配されるって、もったいないな」という合理的な思考に繋がるので、自分の根本から「嫌なことに対する考え方」が変わり、心に余裕が出てきます。
プラスの出来事を挙げる時は、そのハードルを極力低くすることが大切!
「可愛い犬見ただけじゃ幸せでもなんでもないわ」とか「部屋なんて片付いてて当たり前だし」なんて考えてしまうと幸せのハードルがどんどん上がってしまい、生きるのさえつらくなります。
あなたの幸せは誰が決めるものでもありません。
あなたが幸せだと思えば、それは間違いなく幸せなことなんです!
晴れた日中に散歩する
コレ。ほんまコレ。シンプルにして最強の対処法。
僕は週末子供と公園なんかに出かけたりなんかしますが、最初は「たまの休みくらい家でゆっくりしたい」と思っていても、日光の力はスゴイ。最終的には満足感いっぱいで帰宅してます。
日光を浴びると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されます。
こいつの効果は絶大で、ストレス軽減から脳機能の活性化、果ては不眠などの解消にも有用とされています。しかも、お日様の下をほんの15~20分歩いただけでこの効果が享受できるというのだからやらない手はありません。
僕の場合、子供の笑顔とかも幸せ要素にプラスされてる感じですが、一人でも近所を探検したりとか、風景を写真に収めたりするだけで五感に飛び込んでくる情報量が家の中にいるよりも格段に多くなります。
嫌なことやつらいことがあったら他のことに集中する習慣というのは、不要なものを忘れるためには必須のアクションなので、積極的に取り入れていきましょう。
僕は普段テレワークなので平日に日光を浴びる時間はほぼゼロなので、日光の力を誰よりも実感してます。マジ気持ちいい
ただし、散歩によってセロトニンの活性化が図れるのは20分ほどで、それ以上歩き続けると疲労感の方が上回り始めるので、ほどほどで止めておきましょう。
「忘れようとする」のが一番忘れにくい原因
こんな風に思う方もいるかもしれません。
記事の中で少し触れましたが、脳にとって嫌な記憶というのは「覚えておかなければまた嫌な思いをする」という学習の種なんです。
そして、その原因は上司やお客さんなどの「変えるには難しい存在」だったりします。そうすると、それらの存在を消すのはまず無理だったりするので思考は袋小路に入って、嫌悪感と落胆が延々と続いてしまいます。
この『まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな!』はそういった「面倒な輩」をどのように躱してゆくかを漫画で面白おかしく、そして分かりやすく説明して「あなたの人生にとって何が本当に大切なものなのか」という一生の課題をしっかりと説いてくれる良書。仕事上の人間関係で行き詰まって思考が整理できなくなってしまったら是非チェックしてみてくださいね!
スポンサーリンク
自分が変われば嫌なことも減ってゆく
人生を積み重ねていくほど痛感することなんですが、他人を変えるのって難しいです。
でも、その逆に自分を変えるのって意外と簡単なんですね。
個人心理学を開拓したアドラーも「自ら変わりたいと思い努力をすれば、性格は死ぬ1、2日前まで変えられる」と説いており、僕自身も劇的ではないにせよ日々少しずつ変化をして自分の幸せを増やしています。
今の時代「自己啓発」というと胡散臭さが先行しがちですが、自分を省みて変化を促すのは幸せを感じるためには外すことの出来ない大事なアクション。
今からでも「嫌なことに振り回されない新しい自分」を作り上げていきましょう!
そんな話です。
エンド