「良いくしゃみ」「悪いくしゃみ」を科学する。

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 ぶるゎっっっくしょん!! とにかくくしゃみがうるさいせいじです

 

くしゃみって生理現象だからなかなか抑える事ってできないよね。抑えたら抑えたでなんか後味悪いし

そして何かの拍子に鼻がむずむずしたり、粉っぽい環境にいると頻繁にくしゃみが出る。

 

同じくしゃみでも個性があって大きなくしゃみ、小さなくしゃみ、鼻水ドッパーンなくしゃみや乾いたくしゃみ(?)などなどいっぱい種類があります。

今回は僕が遭遇した or 体得したくしゃみの種類と、「大衆の前ではどんなくしゃみが無難なのか」と言うのもあわせて語ります。

自分のくしゃみに自信が持てない人は参考にするように!

 

もくじ

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くしゃみバリエーション

スタンダードタイプ

 「ハックション!」と漫画で見るような言葉をそのまま吐き出すタイプ。

音の大きさもそれなり、鼻水もそれなりで非常にバランスが良い。鼻と口から同程度の力で外に向かって圧力がかかり、誰が見ても「あ、コイツ今くしゃみしたな」ってわかるTHE・くしゃみ である。

 

ただ、静寂を守らなければいけない場所ではやはり迷惑な音量で、尚且つ中途半端に鼻腔内に滞留した鼻水の処理に非常に困るときもある。ちり紙は携帯しましょう

スタンダードにもかかわらず、くしゃみ界隈では意外と使用者が少ないという、餓狼伝説におけるテリー・ボガード的存在である。

 

ブルドッグタイプ

 「ぶるくしゅん!!」という、犬の様に鼻から勢いよくかましていくタイプ。

本人は大きい音を出さぬよう一生懸命口を閉じて我慢しようとするのだが、如何せん人体には「鼻の穴」が存在するので結果そこから漏れ出してしまう。

音の大きさはスタンダードタイプより小さいことが多い。おそらく鼻の穴を空気が通る際に消音されているようで、銃の「サイレンサー」のような役割をしていると思われる。

 

 一方で排出される鼻水の量は尋常ではなく、前に人でも居ようものなら鼻水が飛び散り、友情すら流れてしまいかねない危険なくしゃみである。

また、口の方へ向かう空気も無理やり止めているので爆発と同時に口からも唾が飛び出すこともしばしば。結局は出ちゃうのね

 

くしゃみ界隈では意図的な使用者はほとんどおらず、「我慢した結果の産物」と言う位置づけである。

ちなみにこのタイプのくしゃみする姿はどんな美男美女でもブッッサイクな顔になることも不人気の原因である。

 

妖精タイプ

 「っちん!」だとか「っくしょん!」などの音量を極小に抑えた所謂「かわいいくしゃみ」タイプ。

女がやると可愛い場合もあるのだが、男がやると気色悪いことこの上ない・・・が男でも全体の2パーセントほどはこのタイプがいるようだ。僕の高校時代の友人にもいた

音量が低い=くしゃみのエネルギーも低いのだが実は横隔膜周辺の腹筋等が非常に頑張っており、体が異物を外に押し出そうと言うくしゃみの仕組みをマッスルで押さえ込むという非常に力技なくしゃみなのである。

 

当然体外に排出される異物も空気も少ないので「カタルシス」と言う意味では精神衛生上全くよろしくない。

女子がやると可愛いと言うのを分かっているからか、使用率は25~30パーセントほどと女子くしゃみ界では中堅である。

 

咳タイプ

 「ゴホン!」「ガハッ!」と普通の咳とほとんど変わらない方法でくしゃみを出すタイプ。

こちらのメリットは鼻を通る空気が非常に少ないため鼻水はほとんど排出されない。ティッシュペーパーの使用数も少ないエコくしゃみである。

 

 一方で喉への負担は著しく、横隔膜を使い排出される大量の空気のせいで音圧は通常の咳と一線を画す。普通の咳の戦闘力が3000とするならば、このくしゃみは約9000、3倍界王拳にも匹敵するため、幾度も使用すれば当然喉は悲鳴を上げしゃべる事もままならなくなるのだ。

しかしながら男子くしゃみ界ではホープ的存在であり、音や見た目による不潔感も少ないため社会人・特に若年層にはとても人気のタイプである。

 

たまに「ゴホン!」と同時に巨大な痰が飛び出すこともあるのでそのリスクもよく覚えておくべきだと思う。

 

サイレントタイプ

 果たしてそれはくしゃみだったのか? それは本人にしか分からない、そんなタイプのくしゃみ。またの名を「ステルスくしゃみ」「インプロージョンくしゃみ」

横隔膜周辺の筋肉でくしゃみのエネルギーを抑えておき、食道や口腔内といった多少伸縮可能な器官をフルに使うことで体内でくしゃみの爆発エネルギーを少しずつ拡散させる。

鼻水も出なければ音も出ない夢のくしゃみであるが、やはり体への負担も著しく、またくしゃみの規模が大きく抑えきれなかった場合は鼻や口から想定外の汁が飛散することとなる。

 

しかしながら熟練者はくしゃみの「は・・・は・・・」の時点で既に体中のマッスルを固めておき、事前にくしゃみのエネルギー源を消滅させることにより、筋トレ防くしゃみを同時に行っていると言うデータもある(俺)。

くしゃみ界ではカタルシスもない上、誰も心配してくれないので無欲の象徴ともされており、この能力を持っている者は神に最も近いクシャミストだと言っても過言ではない。

 

ロングブレスタイプ

 「は・・・は・・・はぁ~~~~~~~っ!!」というくしゃみエネルギーを全て口から吐く「風」に変換したタイプ。

くしゃみをすることを失敗した場合も同じような様相を呈する場合があるが、これらは本項と別物である。

鼻水も出ず空気のみの排出であり、サイレントタイプのように著しく筋力を固めず、柔軟なマッスルの使い方で優雅にくしゃみをするその様は「スワンタイプ」という別名も与えられている。

しかし術者の口臭が残念な場合は周囲に甚大な被害を及ぼすテロになりかねない。これも非常に少ない使用人口である。

 

絶叫タイプ

 別名「シニアくしゃみ」とも言われる。その使用者は主におっさんだが、好んでこのタイプを使用する若者も急増している。

くしゃみのエネルギーの大半が「風」と「音」に分配されるという内訳で言うと、「音」に特化させたタイプと言えよう。

鼻水が少ないというメリットはあれど、反面その迷惑度はすさまじく「わああああああああああああっくしょん!!」というもはや激怒しているようにしか見えない怒鳴り声で発散する者もいる。

 

しかしながら「カタルシス」と言う面では最強で、そこから噴出する脳内麻薬の量から、「くしゃみ界のヘロイン」と言われるほど中毒性が高い。

 

中にはもうお前は叫びたいだけだろと言われても仕方ない「わああああああkkkkkっくしょん!! わあああああああああああああ!!!といったような「締めの叫び」を入れてくる者も存在する。

 

サイレントタイプの別名でもある「インプロージョンくしゃみ」と対抗する「エクスプロージョンくしゃみ」とも呼ばれることがあり、その威力の大きさが量り知れる。

使用人口は非常に多く、くしゃみ界でのシェアは現代におけるマイクロソフト・ウィンドウズのそれに迫る勢いである。

音に関する配慮に敏感な僕も我が家という安らぎの中ではついつい使ってしまうという魔力を持っている恐ろしいくしゃみ。

 

どのタイプが場所を選ばずに使えるのか

 絶叫タイプブルドッグタイプなど、周囲の迷惑が物理的・精神的に多大なものは使用しないほうが吉だろう。

 

そう考えると比較的音も鼻水も排出の少ない「妖精タイプ」の使用が望まれる。しかし、その項でも記述したとおり、男性の使用には圧倒的に向かないので男性諸君の場合は「サイレントタイプ」の習得を人生の目標としてほしい。

社会に出て働く立場としては、サイレントなくしゃみを習得することで品位を求められる場所でも悪目立ちせず、メリットがとても多い。 

 

決して「たかがくしゃみだから」とバカにせず、そのあり方を一度真剣に考えてほしいと心から思います。

 

 

エンド

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