どうも、呪われし一族の末裔・せいじです
皆さんに黒歴史はありますか? あの中学の時ノートに書いたクソ恥ずかしいポエムや、カッコいいと思ってやってためっちゃ痛い行動とかそういうの。
僕は絵に関しては黒歴史満載の中学時代を送っていたので、中二病設定満載の作品を連発してました。ちなみにその黒歴史ノートは度重なる引っ越しで焼失しています
でも大人になった今思うの。
中二病設定ってやっぱカッコよくね!?
何か高校生とか大学生とか社会人2年生あたりになると、一瞬自分が世の中のすべてを知り悟った気分になって「あの頃は若かったなあw」みたいな気分になるけど、そこを過ぎるとまた当時の懐かしい思い出が肯定的に蘇ってこない!?
こんな年になってウルトラマンとか特撮ヒーローが好きなのもそういうんじゃないかと思うんですよ
そこで今回は、当時の黒歴史を思い出しながら、色々な中二病設定をピックアップしていこうと思う。痛い設定が大好きなクリエイターさんは是非参考にしてほしいと思います
もくじ
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中二病とは
もともとは伊集院光のラジオ番組が発信元である。
中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。
今回は本当の意味で言う中二病とは違いますが、そこから派生した空想世界の設定をピックアップします!
中二病設定一覧
主人公の血筋はめっちゃ呪われている
これね、まずは主人公の設定だが「普通の人間」はまずあり得ない。
たとえ登場時普通の人間だったとしても、絶対何かのきっかけで不思議な力を手に入れて覚醒する。
一族とかが脈々と続く家系だと尚良し! 羨ましい! うち絶対農民やし!
ここで注意しなきゃいけないのは、その家系が呪われし一族になるきっかけは遡ること数千年単位であること。ここがミソ
何百年単位だと歴史としては浅い気もするし、長くてもひいひいひいひいじーちゃんばーちゃんくらいの話なので掘り下げる設定としてはちょっと弱い。
かといって何万年単位では人類がまだウホウホしすぎてる感じだから、文明の生まれた頃に遡れる数千年がベストな選択なのだ。
対になる勢力が存在する
陰と陽の設定とも言うべきか、必ず物事には表と裏があるように主人公にも敵対する勢力がある。
もちろんそこも例に漏れず呪われた一族で、過去主人公の一族と覇を争っていたりするともうヨダレもの。因縁深いのね
「陰陽」とか「表裏」と表現したが決して主人公も「陽」ポジションではないので、そのまま表すと「陰」と「闇」のような相対関係。暗すぎ
そこで第三勢力が現れて「陰」と「闇」が共闘したりすると超胸熱展開! ヤミヤミの実!
ちなみにこの勢力、本家宗家の枝分かれみたいに元は一つの一族に集約されてたりもする。ハプスブルク家かよ
ドイツ語とか漢字が大好き
主人公の名前が「佐藤ひろし」とか中二世界では絶対にあり得ない。
というより、病院で「○○さーん」と呼ばれて誰も「ん!?」って思わない名前は中二世界の名前としては不合格。ゆえに「せいじ」とか問題外
「神宮司」とか「西園寺」とか最高。名字聞いただけで「こいつんち歴史長そう」って空気がヤバイ。技名にも「斬」とか「断」とか入ってると高確率で相手は一発で死ぬ。
対して外国人キャラは基本的にドイツ名。英語名で「トム」とか「ボブ」とかいうキャラが出てきたら絶対お笑い担当・準モブキャラ。アメリカ感出すと陽気さが勝って中二設定の世界観をぶっ壊すから。
敵とかに「ナーゼンシュライム」とか出てきたらまず名前だけで惚れる。
ちなみにナーゼンシュライム(Nasenschleim)は日本語で「鼻水」らしいです。
小さいキャラがめちゃくちゃ強くてでかいキャラが弱い
この設定は絶対外せない。まずもって主人公がでかい設定というのがなかなか見ない
あの『北斗の拳』ですらケンシロウはあの世紀末世界で標準ちょい上くらいが関の山である。まあ小さいヤツがアタタって言っても迫力ないし、でかいヤツがアタタって言ってても「お前はその技より相応しいのが何かあるやろ」な感じなんでしゃーなし。
まず小さいキャラはでかいキャラの攻撃が当たらず、スピードで翻弄する。
最後にでかいキャラは小さいキャラに自分のパワーを利用され自爆する。これがセオリー
その世界全体を見渡せば大きいキャラも強い存在ではあるのだが、ヒエラルキーでいうと中の上くらい。悲しい
ここでミソとなるのが小さいキャラが「作中最強」ではないこと。最強クラスは主人公でありその主人公は標準体型である。
体型に特徴を持たせたキャラは非凡なステータスを持つが、決して一番にはならない。
中二世界って厳しくね?
ちなみに主人公も作中最強クラスではあるが唯一無二の「最強」ではない。
大体は自分よりはるかに強い敵を相手に仲間と覚醒した自分で立ち向かうのが王道だ。
主人公が最強の「俺TUEEEEEEE」系は中二病というより高二病
ヒロインの血筋は主人公より上位の一族
主人公を照らす光、それがヒロイン。そのためヒロインの一族は実はどこかの王族であったり由緒正しい家柄と、かなり気位の高い身分である。
主人公が陰ならば、真の意味で陽として対になるのはヒロインの一族。
そしておてんば。超おてんば
クールな主人公を振り回す厄介な存在でありながらも、そのおてんばさのおかげで主人公は自分の中の闇を直視せずに済んでおり、うまいトコで共生関係が成り立っている。
ちなみにヒロイン一族の掟はかなり厳しいものであったりするが、それもヒロインの代で崩壊する模様
大体ヒロインには強気なばーちゃんがセットでついてたりする
すべてにおいてプロトタイプが最強
主人公が使う技、乗っているロボットその他諸々には「試作品」とも呼ぶべき元ネタが存在しており、大体がピーキーな性能で使いこなせる人間が少ないのが問題である。
主人公が普段使っているのが普及版で、プロトタイプは末尾に「零式(ゼロしき)」とかついてたりする。
大抵は「す、スゲェパワーだ……」とか言いながらそのパワーに翻弄され初戦を終える。そのパワーを使いこなすために修行に入ったりするがどうしても上手くいかず、ある日主人公の夢に先祖が出現しそこでヒントを得たりする。
先代の残した遺産は偉大
物理攻撃はめっちゃ軽視される
現実世界で一番戦闘に利用されるのはもちろん物理攻撃である。
銃、爆弾、刃物……色々形態はあるがすべて物理攻撃。しかし中二世界では奇妙なことに現実世界と真逆の序列が存在する。
刃物 > 銃・爆弾
明らかに重火器が冷遇されている。しかしこれらも主人公たちが持つ不思議な力の引き立て役にすぎず、刀や銃を武器とするキャラが登場した時の「コイツは一生最強にはなれんやろうな」感はハンパない。
主人公の身体に封印された魔物が暴走する
普段はクールに感情を抑えることで制御してきた魔物が、敵勢力の超能力者っぽいヤツの余計な能力で目覚めたりする。
その際敵は「なんだこのバケモノは……!?」みたいなこと言って瞬殺される。バーカバーカ
暴れまわって破壊の限りを尽くす主人公であるが、おてんばヒロインの「もう……やめて……」のセリフと涙で我に帰りハッと自分を取り戻す。
主人公には暴走していた時の記憶がなく、ヒロインはその時の凄惨な出来事を胸に秘めて主人公に接するようになる。
ちなみにこのあたりから主人公とヒロインはお互いを恋愛対象として意識し始める
あー羨ましい
主人公不在期間の方が熱い展開だったりする
強大な敵との戦いに一度敗北・何とか生き延びた主人公は傷を癒すために療養する。その間はヒロイン含むサブキャラ達が一生懸命戦うのだが、如何せん主人公の能力頼みだった部分が大きく苦戦する。
そこでいまいち馬が合わなかったキャラ同士が共闘なんぞしたりして敵を打ち砕く展開はマジ胸熱。雑魚敵に囲まれながら「今日はテメエに背中預けてやるよ」「へっ、大口叩いてのたれ死ぬなよな!」とか鳥肌。
その間主人公は傷ついた身体に鞭打ち「お、俺もッ……」とかしゃしゃり出てくるけど、マジで邪魔だからやめて
ちなみに一瞬仲良くなったかに思われるサブキャラ同士だが、主人公が復帰するとまた元の関係に戻る。だがそれがいい
強い老人がいて、必ず死ぬ
主人公やヒロイン、その他勢力とは一切関係のない老人がいて、登場時は主人公が赤子のように扱われるほどの強さを持っている。
「いや、もうこのジジイが戦った方が世界救われるんちゃうの?」って思うほど強いのだが、いざ味方になり敵の中ボスクラスと戦うことになると途端に弱体化する。
そして感情ない系の中ボスの無慈悲な攻撃に汗を流し「わしも衰えたかのう……」とかつぶやく。
ほんで大体は主人公の新たな力への覚醒のための布石にすぎず、途中で絶命する。
大事なところで役に立たない予言者
「未来が見える」な能力を持ったばーちゃんが出てくるが、肝心なところはモザイクがかかっていて見えないとのたまう。
「お主たちが来るのは分かっていたぞ。ホホホ」って、ラスボスの正体とか弱点も教えてくれよ……
ラスボスは主人公の近親者
昔のRPGのようにどこぞの魔王を倒したぞー! という展開は何故か避けられ、代わりにラスボスが主人公と同じ能力か、真反対の能力を持っていたりする。
理由は単純明快、近親者だから。
ゆえに主人公の攻撃、思想、その他能力のほとんどを掌握しており、まずもって主人公一人では勝つことができない。
しかし、数々の闘いの中で得た仲間という存在が唯一の誤算であり、最後はその仲間たちに心の隙を作られ「こ、これがお前たちの力か……!」とか叫びながら主人公に敗北する。
大体悪役になった理由には哀しいバックグラウンドがあり、絶命する前に主人公に「すまなかった」とか謝罪してから逝く。
なんとも因縁の深い一族の闘いであったが主人公には仲間がおり、ヒロインがいる。
そう、「ワンピース」とはこの俺たちのかけがえのない固い絆だったんだ!!(ドン!!)
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人は結局中二を求める
今こんな設定を持ちだすと十中八九「中二病www」とか揶揄されるけど、このような設定への憧れが生まれる年ごろが「中学二年生」あたりであって決して一過性のものではないと思うの。ただ周囲の目が恥ずかしくて隠してるだけ
だから、もっとみんなその頃培ってきた素敵な創造力をそのままにクリエイティブな現場に活かしまくっていってほしいなと思います。
え、早速左腕が疼いてきた……!?
お前それ会社ではやんなよ!?
エンド
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