ちくしょおおおおおお!!!!
くそったれーーーー!!!!
な゛ん゛て゛た゛よ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛!!!!
はい、そんな感じです。
空き巣――
そう、僕は空き巣に入られたのです。
ハハッ、まあ7~8年ほど前の話なんですがね。ハハッ……
まさか僕の家が狙われるとはね……
だが!! こんなことでクヨクヨしてはいられない!!
一刻も早くこの話を皆さんに読んでいただき、防犯意識を高めていただく義務がある!!
というわけで、聴いてください。
「俺は空き巣に入られた」
作詞作曲・せいじ
やばいよ まじやばいよ
俺んち空き巣に入られちゃった
いや 入られたっつっても
入っただけじゃなくて 色々盗まれたんだけど
AH~♪ 人は何故
UH~♪ 物を盗むのか
答えは誰にもわからない
だから俺が知るかボケ
-後奏カット-
我ながらしみる曲ですね。語ります
もくじ
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人生初の空き巣被害
時は200X年の秋口。僕は中野区のちょっと広めの1Kに住んでいた。
広さはキッチンとかトイレ除いて9畳くらいのリッチでご機嫌な家だ。しかも鍵はディンプルキーとかいうセキュリティー高めのピッキングしにくいやつだ。
1階であることは少々不安だったが、ゆーてこの住宅街のひしめく地で僕の家だけ狙われるとかねーだろと余裕ぶっこいてた。
ある日、僕は遠方からはるばるやってきた友達数名を家に招き、鍋パをする予定であった。
仕事も定時で終え、スタコラサッサだぜとばかりに友人と中野駅の待ち合わせの場所に向かう。友人は先に来ていたようで
「やあ! おまたせ☆」
「んーん! 今来たトコ☆」
みたいな気色悪いやり取りを経てルンルンで家路についた。
家に到着すると、鍵を回して中に入……ろうとしたがドアが開かない。
「あれ、鍵が開かない」
客観的に見れば「最初から開いてた鍵閉めただけだろ」っつー話なんだろうが、なんせ引っ越したてなもんだから左右どっちに回せば鍵が開くとかをまだ覚えていなかった。
気を取り直して反対側に鍵を回すとあたりまえだが開錠。ここで不安になる
「もしかして、鍵開けっ放しで家出てたってことか??」
確かにリスキーなことに変わりはないが、だからと言って自分が鍵をかけ忘れた日に偶然泥棒が家に入るなんてーのもなかなかないだろうとまだ能天気でいた。
ドアの向こうに広がる景色を見るまでは……
扉を開くとまず飛び込んできたのは肌寒い風とカーテンのなびく音。
「え?」
一同、固まる。
真っ暗闇の部屋の中から不自然な出来事だけが飛び込んでくるんだもん、そらそうよ。
徐々に暗闇に目が慣れる前に、部屋の明かりに手を伸ばした瞬間、衝撃が走る!!
バーーーーン!!
もうね、ヤバイ。恐怖。
部屋の引き出しという引き出しが全開。クローゼットも全開。洗濯機の蓋さえ全開。(洗濯機は自分で開けてたかも)
その光景を見た瞬間一瞬で理解した。
「あ、俺空き巣に入られたわ」
こうなった時の人間って、意外と冷静。僕は気づけば警察に連絡し、友人たちは部屋の片隅でずっと固まってた。
侵入経路は一番大きな窓のクレセント錠部分を割り、開錠して侵入。絶対不可侵である俺のお布団を土足で横断していきやがったことは今でも許せない出来事でもあります。
盗まれたもの
さあこの空き巣、金品だけを狙ったものかと思いきや結構いろんなものを持ってきやがってましたのでその品物を挙げていきたいと思います。
ちなみに被害総額は300万弱です
- 金品(貯金箱や家に置いてた紙幣総額15万円相当)
- HDDレコーダー(3万円相当)
- wii(2万円相当)
- ロレックスの時計(100万円相当)
- オーダーメイドのええスーツ3着(80万円相当)
- 貴金属類(80万円相当)
- 小物系(10万円相当)
もう根こそぎ金目の物持ってかれた感じですね。
なんだったらテレビも持っていこうとしてたみたいで、途中まで移動させてました。非常にガッツのある泥棒ですね
ちゅーかオーダーメイドのスーツなんて僕以外着れないし、名前の刺繍も入ってるので高く売れるかも甚だ疑問なんですが、とにかくブランドとか見ると持ってっちゃうタチなんでしょうね。
最終的にこれらはレシートやら鑑定書なんかが残ってたので補償対象としてほぼ満額相当補填されたので良かったですが、盗まれたままハイ終わりって感じだったら数日間旅に出てたかもしれません。
何気にむかついたのはゲーム機がPS2とwiiがあってwiiしかパクられてないこと。PS2面白いやろコラァ!!
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空き巣に入られたらまずやること
帰ってきたら部屋の中がメッチャメチャになってる光景を見れば冷静ではいられないかもしれません。
だからといって「あそこは大丈夫かな?」「これは盗まれてないかな?」と焦って現場を引っ掻き回しては警察の方も困ってしまいます。
間違っても犯人の指紋の上からあなたのさらに新鮮な指紋を上書きしないようにしましょう。
というわけで
- 何も触らず警察に連絡
が第一優先事項です。部屋に入る前に異変を感じたらその時点で警察に連絡したほうが良いでしょう。犯人と鉢合わせて包丁グサーとかシャレにならん
警察が来て一通り確認が完了したら部屋内の盗まれたものを細かく見ていきましょう。
- クレジットカード等支払いが発生するものが盗まれていたら止める連絡をする
- 免許証等個人情報を含むものがなくなっていたら管轄する公的機関に連絡する
これが最低限です。お金とかは名前を書いてるわけでも紙幣番号を記憶してるわけでもないと思うので急いだところで手元に戻ってくる可能性はほぼゼロです。くやしい
併せて
- 電化製品や貴金属等のシリアル番号を保証書が残っていれば確認しておく
これをやっとくとネットオークションや近所のリサイクルショップなどで出品・転売されたとき、そこから犯人特定の手掛かりとなるかもしれません。箱に一緒にしまっといたらそれごと盗まれてるかもしれんけど
悲しいことに、警察の方々曰く空き巣って基本的に現行犯とか運よくカメラにしっかり映ったりしてなきゃ捕まらないのだそう。中には外国のプロの窃盗団っていうのもいて、転売先も外国で本人たちももう国内にいなかったりでどうしようもなかったりとか。正義は死んだっちゅーことか
最低限やっときたい防犯
基本的には泥棒を捕まえるのではなく、家に入れないようにするのが重要なわけです。だからっつって番犬飼ってみたりとか、セキュリティ会社と契約するのはちょっとハードル高いよね。犬かわいいけど
「泥棒は5分頑張って侵入できなかったら諦める」というのが通例で、要するに侵入に時間がかかる仕組みを家につくっときゃいいわけです。
僕の経験則から言うと
- 窓の鍵(クレセント錠)周辺部分を割れにくい素材(飛散防止フィルム等)で保護する
- 窓の衝撃を検知して鳴るアラームを設置しておく
- センサー付きライトを設置しておく(窓の内側でもOK)
これだけでずいぶん違うと思います。やっぱり空き巣の代表的な侵入経路は「窓」だそうなのでそこを集中的に対策しとけば100%に近い形で空き巣被害は阻止できます。
今思い起こせば、空き巣被害にあった家もその大きな窓以外は鉄格子みたいな保護されてたし、玄関もピッキングしにくいキーだったし決して防犯意識ゼロではなかったと思います。
まあ新しい鍵が出来ればそれに追い付く形でピッキングの技術も洗練されるようなので、新しい鍵使うことくらいしかないかな……
もし家探しの段階で見ることができれば玄関ドアの蝶番は見とくといいかも。アレぶっ壊してドアから侵入っていうのもできるらしいから。蝶番の中心の部品が外から見えるドアは危ないからその物件はやめといたほうがいい。
もうギャグだよね、鍵は最新式使ってるのに蝶番ぶっ壊されて侵入されるとか
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「うちは大丈夫」が一番ヤバい
僕も実際に被害に遭うまでは「窓とかクレセント錠回しときゃ問題ねーだろwww」とか思ってました。
でも空き巣に入られてからは人が家に侵入する夢見たり、ちょっとした音に敏感になった気がします。
そんな余計なトラウマ作らないためにも日頃から自分でできる防犯対策はキチンとやっといたほうがいいよと。
そんな話です。
エンド
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